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2025.6.10スペイン語の読み方はコツを掴めば簡単!スペイン語の母音と子音の覚え方・読み方・意味を解説

スペイン語を勉強し始めたばかりの人の多くが、「発音が難しそう…」「読み方がわからない」と不安に感じているのではないでしょうか。でも実は、スペイン語はルールがシンプルで、読みやすい言語。読み方やルールをいくつかポイントを押さえてスペイン語をどんどん発音していきましょう!
例えば英語だと「read(読む)」の読み方が過去形と現在形で変わったりしますが、スペイン語は基本的に書かれた通りに発音するので、初めての単語でも読めるようになります。また、日本人にとってはローマ字読みに近い読み方になるので。英語よりも読みやすく馴染みのある音が多いでしょう。
この記事では、スペイン語のアルファベットの特徴、母音・子音の読み方、発音のコツを、初心者にもわかりやすく解説していきます。

スペイン語の発音はどんな発音?

スペイン語の発音はどんな発音?
まずはスペイン語の発音を学んでいく上で母音と子音それぞれの基本的な発音方法を見ていきましょう!日本語にも無い音もあり、全部で26文字に加えて、「ñ」(エニェ)という文字と「LL」(ジャ)が追加された28文字で構成されています。
読み方はローマ字に近く、発音のルールも明確なのでまずは読み方の基本を見ていきましょう!

A Ñ エニェ
B O
C P
D Q
E R エレ
F エフェ S エセ
G T
H アチェ U
I V ウベ
J ホタ W ウベドブレ
K X エキス
L エレ Y イェ
M エメ Z セタ
N エネ LL ジェ

スペイン語の母音

スペイン語の母音
スペイン語の母音は日本語と同じ5つのみになります。それぞれの発音を少し詳しく見ていきましょう。

母音 発音 ポイント 単語例
A 日本語と同じ感覚 Amigo

アミーゴ

E 口をやや横に広げる Mesa

メサ

I 日本語よりも鋭く短く Libro

リブロ

O 口を丸くしてはっきりと Bonito

ボニート

U 唇をすぼめて発音 Fruta

フルータ

スペイン語の母音は日本語とも似ており、この5種類のみになるので、ブレが少なく、日本人にとって非常に覚えやすい並びとなっています。英語になると母音だけでも24種類の音があるため、スペイン語がどれだけ楽かがお分かりいただけるでしょう。
母音をマスターするだけでもかなり多くの単語を正しく発音できるようになるため、この5つは確実に押さえておきましょう!

スペイン語の複合母音

スペイン語の母音には「強母音」と「弱母音」の2種類に別れており、「a」「e」「o」は強母音、「i」「u」は弱母音と呼ばれます。
その上で母音の中には複合母音と言ってそれぞれの組み合わせの二重母音、三重母音と分かれています。
二重母音とは
二重母音とは、弱母音と強母音それぞれの組み合わせを指します。
「強母音」+「弱母音」「強母音」+「弱母音」そして「弱母音」+「弱母音」の組み合わせに分かれています。
「強母音」+「弱母音」の例:seis セイス
「弱母音」+「強母音」の例:siete シエテ
「弱母音」+「弱母音」の例:fuiste フイステ
三重母音とは
三重母音とは基本的に「弱母音」+「強母音」+「弱母音」の組み合わせを三重母音と呼び、分けることなく一気に発音します。
例:Estudiáis
様々な単語の中で強母音と弱母音の組み合わせは存在しますが、ここで注意が必要なのはその組み合わせではなく、「アクセントがどこに置かれるのかを認識するため」ということです。

スペイン語の子音

スペイン語の子音
スペイン語の子音の中には多少クセがある音もありますが、ルールを覚えてしまえればすぐに慣れます。ここでは、初心者が特に注意すべき子音だけ厳選して紹介していきますので参考にしてみて下さい。

母音 発音 ポイント 単語例
C ケ・セ 次の文字が a, o, u →「ケ」 / e, i →「セ」 casa(カサ/家)

cine(シネ/映画)

G グ・ハ 次の文字が a, o, u →「グ」 / e, i →「ハ」 gato(ガト/猫)

gente(ヘンテ/人々)

H 読まない 完全に無音 hola(オラ/こんにちは)
J 喉から息を強く出すように Julio(フリオ/7月)
LL リャ・ジャ・ヤ 地域差あり(スペイン:リャ、南米:ジャ・ヤ) Llama(リャマ/ラマ)
Ñ ニャ 日本語の「ニャ」に近い niño(ニーニョ/子ども)
R ル・巻き舌 先頭やRRは巻き舌に perro(ペッロ/犬)

スペイン語の発音の中には英語と似ているようで全く違う音があるので注意しましょう。(例:J,Hなど)最初はカタカナで近い音を真似るだけでも十分です。

母音 発音 ポイント 単語例
C ケ・セ 次の文字が a, o, u →「ケ」 / e, i →「セ」 casa(カサ/家)

cine(シネ/映画)

G グ・ハ 次の文字が a, o, u →「グ」 / e, i →「ハ」 gato(ガト/猫)

gente(ヘンテ/人々)

H 読まない 完全に無音 hola(オラ/こんにちは)
J 喉から息を強く出すように Julio(フリオ/7月)
LL リャ・ジャ・ヤ 地域差あり(スペイン:リャ、南米:ジャ・ヤ) Llama(リャマ/ラマ)
Ñ ニャ 日本語の「ニャ」に近い niño(ニーニョ/子ども)
R ル・巻き舌 先頭やRRは巻き舌に perro(ペッロ/犬)

スペイン語の発音の中には英語と似ているようで全く違う音があるので注意しましょう。(例:J,Hなど)最初はカタカナで近い音を真似るだけでも十分です。

スペイン語の複合子音

スペイン語の複合子音としては二重子音が挙げられ、全体で12種類の二重子音から成り立っています。それではこの12種類の二重子音について学んでいきましょう!

二重子音 単語例 意味
Pr Primavera
Pl Plata
Br Sobre 〜について・〜の上に
bl Blanco
Fr Fruta 果実
Fl Flamenco フラメンコ
Cr Craso 甚だしい
Cl Claro 明らかな
Gr Graduado 卒業生
Gl Glacial 氷河
Tr Trabajo 働く
Dr Droga 薬品

スペイン語のアクセントの位置

スペイン語のアクセントの位置については規則があります。
単語を並べた際に、音節がどこで区切られているかを認識するためにまずは母音と子音の音それぞれの特徴について挙げてきました。スペイン語のアクセントはこの音節の位置はなんの単語で終わっているかによって決まります。

  • 母音またはn,sで終わる単語の場合は、最後から2番目の音節にやってくる。
  • n,s以外の子音(yを含む)で終わる単語の場合は、最後の音節にアクセントがやってくる。
  • アクセント記号がついている単語の場合は、アクセント記号のついた音節にアクセントがやってくる。
  • 1音節からなる単語の場合は、単語全体にアクセントがやってくる。

と言うルールになっています。
中には例外としてどこにもアクセントを持たない「無強勢語」と呼ばれるものもありますが、基本的にはこの4種類の中でのルールと覚えてもらえればと思います。

種類 単語 アクセント位置
母音またはn,sで終わる単語 Lunes

Enero

Paraguas

Lu・nes

E・ne・ro

Pa・ra・guas

n,s以外の子音(yを含む)で終わる単語 Hospital

Universidad

Reloj

Hos・pi・tal

U・ni・ver・si・dad

Re・loj

アクセント記号がついている単語 Música

Autobús

Árbol

・si・ca

Au・to・bús

Ár・bol

1音節からなる単語 Yo

Tu

Dos

Yo

Tu

Dos

まとめ

スペイン語の発音についてはそれぞれの母音と子音の音を正確に読めるように慣れれば発音自体は難しくありません。問題になってくるのが、リズムとアクセントの部分になってきますが、アクセントについても明確なルールが存在するため、4つのルールを覚えることで大抵の単語は読めるようになるでしょう。
初学者の人でもスペイン語は入りやすい言語とされており、特に日本人にとってはローマ字読みで馴染みがあるため様々な単語に触れる際は発音でもハードルは低いとされています。
スペイン語についてもっと勉強してみたいという方は他の記事も参考にぜひしてみて下さいね!

この記事の執筆者

鹿島 龍太朗

高校時代はカナダの現地校で生活をし、帰国後上智大学外国語学部スペイン語学科にてスペイン語を修学。 0からスペイン語の概念や基礎文法などをその人のレベルに合わせながらお手伝いします。 初学者の方でもわかりやすいように教えることができますので、一緒に学んでいきましょう!