2020.4.8許先生の中国・中国語情報局【中国語ライティングのこつ①】

みなさん、こんにちは。大家好!
欧米・アジア語学センター、中国語講師の許です。
今日のトピックは、「ライティング学習のコツ①」です。

ライティング学習について、中国語で日記を書く方法がよく言われていますが、実際に実行してみると、何を書いたらいいか分からず、三日坊主になりがちになり、ライティングって難しいという学習者少なくありません。
中国語ライティング学習のコツを、以下2テーマに分けてご紹介します。

1)ダラダラなんでも書く日記

2)テーマを絞って書く日記(映画や本の感想を書く、議論したい点を書く)

今日は1)のダラダラなんでも書く日記です。
ダラダラなんでも日記を書くという方法は初級から中級までの学習者に向いています。授業の時に習った単語や文法を実際に書いて、単語や語彙の意味を覚える効果と習った文法の習得も図ります。

書く時3つのポイント

文を簡単に、「主語+述語+目的語」という語順に気をつけながら書く。

初級段階の学習者にとってまず中国語の語順に慣れることが第一ステップなので、日記を書く時に長い文を書かないで、簡単な文を書いた方がいいです。そして、中国語の文の基本構成が日本語の文の構成と異なるので、書く時に「主語+述語+目的語」という基本構成をなるべく練習しておいて、書き慣れるようになってから、少しずつ時間や場所を表すパーツなどをつけ足していけばいいです。

例えば、「我吃饭。(私はご飯を食べます)」を例にします。

主語 述語 目的語

 

時間名詞の「早上(朝)」と場所名詞「食堂(食堂)」を付け足すと、以下のようになります。

早上 在食堂

 

さらに詳しく書きたい時、その基本の構成にまた付け足せます。例えば、朝、友達と食堂でご飯を食べますという文は、

早上 和朋友 在食堂

一日の出来事を書く

この点については、まず単語を脳で覚える効果を図ります。そして知らない単語があれば調べて書いて単語の量も増やします。最初に書く時、ダラダラで何を書いてもいいです。ポイント1のように、簡単な文だけで十分です。

例えば、

4月4日(晴,有风)
早上9点钟我起床了。(朝9時に起きました。)
吃了早饭,然后打扫卫生。(朝ごはんを食べて、お掃除をしました。)
下午三点钟我出门,在家的附近的咖啡店喝了咖啡。(午後3時に家を出ました。家の近くにあるカフェでコーヒーを飲みました。)
樱花开了,真好看。(桜が咲いています。綺麗です。)

 

上の例のように毎日書いていいです。

書く時に、間違いがあっても気にせずに書くことが大事。

書く時も話す時もなるべく正しくある事を誰でも望みます。ただし、一人で日記を書く時は正しく書くことが少し難しいです。正しく書くことより、むしろ気楽に日記を書き続けることが今の段階の学習者にとっては大事です。おすすめなのは書き溜めた日記を先生に見てもらい、直していただくとより効果的です。

まとめて言いますと、中国語で日記を書く方法を通して、学習者の語彙量を増やすことと文法の習得、さらに文章力の向上も図ることができます。それに、日記で日常生活を書く内容にすると、話す時も流暢になり、なかなかいい方法です。皆様ぜひ試してみて下さい。

それでは、また今度よろしくお願いします。

下次见!

中国語講師 許 家瑶

筆者・中国語講師 許 家瑶