2017.1.13ドイツ語の魅力 【Eri先生編】

今週のコラムのテーマは

ドイツ語の魅力です!

皆さん、明けましておめでとうございます。(ein gutes neues Jahr)

今年も宜しくお願い致します。

今年の目標(ドイツ語を好きになってもらう❤️)を早速、有言実行です!

いきますよ!生徒からよく受ける質問でありがちなのが、辞書には同じ意味が載っている2つの単語、意味は同じだけど何が違うの?!

例えばgrüßenとbegrüßen(両方、和独には挨拶すると載っています。)これ、実は同じ挨拶するでもニュアンスが違うんです!

ドイツ語を学ぶときに大事なのは初めから分からないから辞書をひこうではなく必ずその前に頭の中で絵を描いて妄想してみることです!そしてコツを掴む事!

今、違いが分からない方達の頭の中では人が挨拶している絵が浮かんでいます。

これを最後には2つの明確に分かれる絵にしてみせます!

まず、文法的に解いていきます。beがつくのはいつも非分離動詞、そして大事なのがbe+動詞はいつも4格を必要とする!という事はbe+動詞の時は文がコンパクトになることが多く、前置詞が要らない時も割りと出てきます。

(例 Ich arbeite an der Hausarbeit. oder Ich bearbeite die Hausarbeit.)

そして、もう一つ言語学的レクチャーです。この全く意味がなさそうなbe-実はちかっぱ大事な意味が隠されているんです。今回はドイツ語を好きになってもらうため特別サービスで教えます。笑☆ be=”ist konkret auf eine Sache bezogen,” ” Man ist mehr an der Sache dran” そう、具体的に指し示したり、もっとその事に対して近くにいるって言うニュアンスが隠されてるんです!けどいつもじゃないんで気をつけてください。70%ぐらいこれで適応できます!

では、この言語学的ニュアンスからgrüßen,begrüßenの違いを解いていきましょう!

grüßenは実は微笑んで挨拶したり、頭を下げて挨拶したり、挨拶してる側の体に触れてない時、適度な距離がある時 grüßenを使います。

ではさっき言ったBeの意味を適応させるとどうなるでしょうか。

そう、そうなんです、そのことに対して近くにいるという事でbegrüßenは挨拶する方を抱きしめて挨拶したり、ほっぺにチューして挨拶したり、手を差し出し挨拶する時、身体が触れ合って挨拶する時はbegrüßenなんです!

だからメールで最後に挨拶を書く時はBegrüßungではなくGrüße, schöne Grüße, viele Grüßeって書くでしょ?☆

ねえ、面白いでしょ?☆今、あなたの頭の中にはgrüßenとbegrüßenで絵が分かれてるはず!本当ドイツ語って面白い、意味の中の意味を探して(意味論)ドイツ語を手に入れましょう☆

 

Eri Honda

■筆者:Eri

中学卒業後、単身渡独。
持ち前のプロ精神と負けず嫌いで生徒さんを
引っ張る頼れる講師。
強い意志を持つ反面で親しみやすい明るさも
併せ持っています。