皆様ものすごくお久しぶりです。
ゴールデンウイークにドイツに行って参りましたので更新が遅れております。
すみません。
今日はドイツ文学で最も有名なゲーテのお話を少しだけしたいと思います。
ドイツをゲーテ無しでは語れないと言われる方が多いですが、何故でしょうか? 正式名はヨハン・ボルフガング・フォン・ゲーテでドイツの有名作家、古典期の作家、今でいうベストセラーに値します。
彼は法学部出身で、弁護士として働くかたわら、政治家としても従事していました。
また、ゲーテはヴァイマルの公爵と良く関わっていて、構内でも働いていました。
書簡体小説「若きウェルテルの悩み」が特に若者の心にしみ、新しい時代Sturm und Drang=疾風怒濤(18世紀後半にドイツで起こった反合理主義的文学運動)を生み出し、この作品とともにゲーテはドイツ文学の頂点に立ちます。
この小説は若者達から熱心に読まれ、悲劇主役ウェルテルに同一視したいという思いで彼の服装などを真似る若者たちが続出。更に、小説の中で不幸な恋をし、最終的に自殺してしまう役は当時ドイツの若者の間で自殺者を増やす事になりました。そのため、ライプッイヒでは50年の間「若きウェルテルの悩み」が禁止されます。彼は他にも叙情詩「ファオスト」をとても綺麗なドイツ語で再現された事で有名です。
ゲーテはドイツにとって一部の文化財で、ドイツの偉大なる詩人だと解釈されています。他にもドイツにはシラー、ハイネウントクライストという素晴らしい作品を生み出した詩人が沢山います。また、カント、ニーチェ、ショーペンハウアー、などの哲学者もドイツの誇りです。ドイツ語という論理的な言語が私はこの様な有名な文学者また哲学者を生み出してきたのではないかと思っております。
皆様はどのドイツ人作家や哲学者がお好きですか?私はドイツ人作家でしたら、ベルトルト・ブレヒト、ゴットホルド・エプラヒム・レッシングが大好きです。
■筆者:Eri
中学卒業後、単身渡独。
持ち前のプロ精神と負けず嫌いで生徒さんを
引っ張る頼れる講師。
強い意志を持つ反面で親しみやすい明るさも
併せ持っています。