2017.8.31ドイツ人の休暇 【Eri先生編】

今日でコラムも20回目を迎えました。いつも沢山の方々に読んで頂き嬉しく思います。

今日のテーマはドイツ人の休日、休暇の過ごし方です。ドイツ人は休みをとても大事にするという事で日本でも知られているのですが、では一体どういう風に休暇を過ごしているのでしょうか?

平日はそこまで混雑していない街も、土曜日は人で街が溢れます。ショッピングをしたり、街で友達と待ち合わせてお茶したり、実はレストランも土曜日が一番混んでいます。土曜日の夜はすぐ予約で一杯になるので、予約を断らなければいけない状況が続いていました。若者達も居酒屋やクラブに出かけたり、夜も街は凄く賑やかです。

土曜日と比較して日曜日は街の中も静かで、お店も閉まっています。レストランやインビス(ドイツ語でいう軽食屋さん)は勿論営業していますが、金曜や土曜日ほど人が入りません。

日曜日は家族と一緒にゆっくり食事をしたり、湖で日光浴したり、バーベキューをしたりなど自然の中でゆったり時間を過ごすのが好きな方が多いです。

ドイツ人は旅に出る事がとても好きで、統計では2012年までずっと旅行者数はドイツ人が世界一位でした。(それ以降は中国に抜かれてしまいましたが・・・・。)

旅行の仕方も海外、国外旅行、短期から1ヶ月の長期旅行など様々です。ドイツ人に一番の人気スポットはスペインとイタリアです。ここ最近ではクロアチア人気も上昇しています。

ドイツ国内ではスキーが滑れる山が沢山あるためバイエルンが一番好かれていて、またメークレンブルグに海があるため足を運ぶ方も多いようです。

ここからは私が経験したドイツ人の旅行好きを語ります。

18歳で高卒認定資格(ABITUR)を取得したドイツ人の多くは、大学に入学する前に世界に旅に出ます。ニュージーランド、オーストラリアがとても好まれていて、一年間滞在される方が多いです。そこでいわゆるバイトをみつけ、働きながら旅行したりしてやり繰りされています。この高卒認定資格を取得されている方々は英語を流暢に話せるので現地に行っても言葉で苦労はされないみたいです。

ドイツ人は本を読んで知識を身に付けるという事も大事にしますが、自然界から体験して肌で触れて学ぶという事をとても大事にしています。

旅をすると語学が上達するだけではなく、様々な文化と触れ合い知り合い、視野も広くなりますよね。お金では買えない喜び、また悲しみ、そして経験が沢山得られます。

また他の文化に順応する事によって物事を客観的に観る力、そして自己分析をするようにもなってきますよね。

旅に出たくなってきましたね。笑

では、Gute Reise!  (良い旅を!)

 

Eri Honda

■筆者:Eri

中学卒業後、単身渡独。
持ち前のプロ精神と負けず嫌いで生徒さんを
引っ張る頼れる講師。
強い意志を持つ反面で親しみやすい明るさも
併せ持っています。