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2020.4.23ドイツでは、苗字に名前、ミドルネーム。他にも名前がたくさん?ドイツの名前事情

ドイツ語講師のダビです。今日から半年、毎週ドイツの情報を更新していくことになりました~♪

語学の勉強は単語力、文法(←これはね、ちょっとだけつらい、本当にちょっとだけ…)、会話スキル、筆記などといったものが大切ですが、言葉は文化の一部なので、言葉の成り立ち方とその国の風習はセットで考えるべきだとボクは思います。ドイツやドイツ語に興味のある方にドイツの事情と文化の特徴をこれからどんどん暴露していこうと思います!

 

語学講師のときはダビット先生って言われます。実はDavid(ダビット)が本名で、フルネームでいうとDavid Nathanael Remmel(ダビット・ナタナエル・レンメル)です。
名前のDavidが英語のデイビットと同じスペルですが、ドイツ語はローマ字読みなのでダビットになります。ナタナエルがミドルネームで、レンメルが名字です。日本の読み順と逆ですね。そしてミドルネームという不思議な名前もあるドイツ人は少なくないのです!名字はもちろん親から受け継いだ名前ですが、名前はお父さんとお母さんが一緒に決めた名前で、ミドルネームは妥協できなくてゆずれなかった名前を後ろにいくつでもつけられる仕組みになってます!便利でしょう?(笑)基本的に両親にとって特別な意味のある名前(ミドルネーム)を、名前と名字の間につけられますよ。日本人は漢字に意味を込めて名前をつけると似てますよね。パスポートやIDカードにそのミドルネームは載りますが、呼ばれることってほとんどありません。
そういえばミドルネームは複数つけられると言いましたが、素晴らしい一例としてうちの母親がいます!ミドルネームの多さでフルネームを記入する必要があるときは手が痛くなる程の名前です:Anna Margareta Johanna Maria Remmel(アンナ・マルガレータ・ヨハンナ・マリア・レンメル)。やっぱり祖父母は妥協できなかったのかな…

 

あとね、ドイツの場合はイマドキ、結婚しても自分の名字を諦めたくない人も増えています!そういう場合は、名字がダブルネームになりますよ。例えばボクのおばさんは旧姓がBehler(ベーラー)で、結婚相手の名字がGruhlke(グルールケ)なので今おばさんがBehler-Gruhlke=ベーラーグルールケさんになってますよ♪でも子供達(←ボクのいとこたちですね)は、どっちかの名前に決めて登録しないとダメです。なぜかというと、彼らも大きくなって結婚する年頃になって同じくくっつけた名前にするならば、トリプルネームになっちゃうじゃないですか!ベーラーグルールケマイヤーさんとかね。その次の世代はクワトロネーム…?!ベーラーグルールケマイヤーシュミットさんとか… それを防ぐために子どもはどっちかの名字だけで、という決まりがあります。
ということで、第1回目はドイツの名前にまつわる話でした!
ボクをこれからダビットかあだ名のダビで呼んでくださいね♪
ドイツ情報のコラム、どうぞよろしくお願いします。