2017.11.22オススメのテキスト【Eri先生編】

Es ist kälter geworden…

皆様、如何お過ごしですか?先週から一気に寒くなりましたね。

東ドイツでさえも最高気温2度らしいですよ。sehr kalt!!!

しかし、クリスマスも近づいてるので、ドイツもクリスマスマーケットなどで賑わっている事でしょう。

今日は皆様にドイツ語学習におすすめの教科書を幾つかご紹介させて頂きたいと思います。

まずは全く初心者の方におすすめの教科書は  Passwort 1 です。http://amzn.asia/2ja11Zl

他にもSchritteやMenschenもおすすめですが、Passwort 1は初心者にとても分かりやすく、一つ一つの単語や文法を定着させるために作ってあります。

教科書を開いた瞬間分からない事だらけだと、一気にやる気がなくなってしまいますよね。

例えば一つの言い方に対し、他にもこの5通りの言い方や表現の仕方があるよ!など親切に書いてあっても、逆に新しい文法や新しい単語が一気に出てくるので学習者を混乱させ、結局どれも覚えてない!なんて事はよくある話です。

初めは、やはり今日身に付ける文法やフレーズのターゲットを決めてやった方が、自分に無理することなく楽しく進める事が出来ると思います。

Passwort 1は6課までありますが、教科書の後ろに問題集が付いており1課で習った文法や単語を何回も違った形式で出してくるので定着しやすく、ドリルみたいに何回も解けるのも特徴です。しっかり理解してドイツ語を身に付けたいという初心者の方にはPasswort1,2がオススメです。

A1,A2(※)がしっかり身に付いている中級者にはSicherのB1からがオススメです。

Sicherは日常会話を少しレベルアップさせて日常会話で深い会話に入る練習を沢山させてくれます。これをこなせば、少し話せるんだけどいつも会話が続かない(例えば、元気?昨日何をした?と聞いた後これ以上どうやって会話を持たせれば良いのか分からない。)という問題を少しでも解決できると思います。

W疑問詞をフル活用し、どんな風に会話の中で質問を始めれば良いのか、答えれば良いのか、話題を振れば良いのかを教えてくれています。

また、一つの指定された文をこの文法を使って言い換えてみよう!など中級者にとって、ちょうど良いハードルの高さだと思います。

また中級者の方でもドイツ語を学ぶ上でドイツの社会システム、環境保護、政治、学校制度についての一般的知識を身に付けながら勉強したい!と思われてる方にはThemen2、3がオススメです。

Themen2、3は少し真面目過ぎじゃない?と言われる方がいますが、私は個人的に大好きでこの教科書を高く評価させて頂いております。

Themen2、3はドイツに来た外国人がドイツで移住するために知っておくべき一般常識を分かりやすいドイツ語で説明していて勿論文法も同時に学べるようにされています。

ドイツ人と本当に仲良くなるためには、ドイツ語を上手になる事だけではなくやはり、ドイツの社会一般常識を知っておく事です。

討論が大好きなドイツ人はお酒の席でも政治や環境問題、芸術の事について熱く語り合います。その時にThemen 2,3 で出てきた政治のちょっとした専門用語や環境用語知ってたらきっと皆様も参加出来て話も盛り上がりますよね。

如何でしょうか?教科書を選ぶ時は自分がドイツ語を学んでいく上で何を目指しているのかをよく考えてご購入してみて下さいね!

それでは、Bis übernächste Woche! (また、再来週!)

(※)A1,A2はヨーロッパにおける語学レベルの共通基準です。A1(初心者)~C2(上級者)まであり、ドイツ語、スペイン語、フランス語など共通です。詳しくはこちらをご覧ください。

 

Eri Honda

■筆者:Eri

中学卒業後、単身渡独。
持ち前のプロ精神と負けず嫌いで生徒さんを
引っ張る頼れる講師。
強い意志を持つ反面で親しみやすい明るさも
併せ持っています。