皆様とうとうコラムも24回目最終回になって参りました。
この1年間ご一読頂き誠にありがとうございました。
最後のテーマは短期集中の方へのオススメのテキストです。テキスト、文法書のオススメをしていきたいと思います。
3ヶ月後にドイツに赴任される、唐突にドイツ留学が決まったなどよくお受けする案件なのですが、そういった方々にはフレーズで初めドイツ語の発音に慣れて頂き、後は文法を一通り教えてドイツに旅立って頂いています。
シチュエーション別(買い物のシーン、レストランでの注文の仕方のシーン、お会計のシーン、道を尋ねるときのシーンなどなど)
フレーズで覚えて頂ければ出だしとして面白いと思いますし、入りやすいと思います。
ただ、やはり現地でドイツ語を続けるとなると、しっかり日本でグラマーの説明を先生から受けておいた方がいいでしょう。ドイツで語学学校に通ってドイツ語でグラマ―の説明を受けるからです。間違って理解してしまったり、なんでこうなるのかが分からなかったりするという状況が生れてきます。
後、グラマーや発音を集中的に日本で学んでおくと、ドイツで会話や聞く事の
練習に集中することができます。
将来ドイツ語を使っての翻訳業などを考えてる方は尚更ドイツ語の文法をきちんと身に付けておくことは前提になってきますね。
私のお勧めの文法書”ゼロから始めるドイツ語” 在間 進
著、この文法書は文法用語を理解されていない方にお勧めです。名前の通り、初心者向けで読み方もカタカナがふってあり、とても見やすくポイントをまとめてくれているからです。
またちょっとした練習問題がこちらにはついており、自分が正しく文法を理解しているのか確認することができますよ。
途中でちょっとした文章を読んでくれるCD付きなので発音練習にも役立ちます!
次にお勧めの本は
必携ドイツ文法総まとめ
中島 悠爾、 朝倉 巧です。こちらは、文法用語(副詞、時制、名詞、形容詞、などなど)既にご存じな方に特にお勧めです。こちらはドイツ語文法初級までではなく中級文法までしっかりと書いて下さっています。例外の文法まで様々な例文と違った時制を使い説明して下さるので中級者にとってはとても嬉しい一冊です。とてもコンパクトなので持ち運びにも便利ですよ!
皆様に合った文法書やテキストが見つかれば良いですね。
是非、お勧めの2冊チェックしてみてくださいね。
1年という短い?長い?期間でしたが、ドイツ文化やドイツ語の情報読んでいただき誠にありがとうございました。
これからも欧米アジア語学センターを宜しくお願い致します。
■筆者:Eri
中学卒業後、単身渡独。
持ち前のプロ精神と負けず嫌いで生徒さんを
引っ張る頼れる講師。
強い意志を持つ反面で親しみやすい明るさも
併せ持っています。