2017.12.11ドイツの引越し事情【Eri先生編】

皆様今日でコラムも23回目を迎え残り1回となってしまいました。残りの2回宜しくお願い致します。

実は私、今日引っ越しをしています。という事で今日のテーマはドイツの引っ越し事情をお伝えしていこうと思います。笑

私は、ドイツに計12年半住んでいたのですが引っ越しを7回しました。

1回目=外国人が1フロアに10人住んでいる共同生活

2回目=ピアノの練習のために1人暮らしのマンションに引っ越し

3回目=3人での共同生活

4回目=大家さんと1つ屋根の下での生活

5回目=ドイツ人家族との共同生活いわゆるホームステイを田舎で体験

その後も何回か引っ越しを繰り返した後、とても広くて家賃が安い素敵なマンションに出会って、それから4、5年ずっとそこに住み続けました。

引っ越しをするというのは日本ではものすごくお金がかかる事で、敷金、仲介手数料、鍵交換代、引っ越し代、その他諸々合計して40-50万払わなければいけない・・、なんて方も多いのではないのでしょうか?勿論東京は地方に比べ割高だと思いますが。。。

ドイツは日本に比べて引っ越しが安くできます。まず、学生さんですと大学のStudentenwerkという学生生活課が住居や寮を提案して下さいますし、その際仲介手数料は発生しません。

家賃も比較的に安く、勿論街中に住むのか郊外に住むのかで変わって来ますが、私が2002年に1番初めに住んだ寮は、街の中心で180ユーロ(1ヶ月1万8千ぐらい)でした。残念ながら現在は学生の数も増えてきていて住居が少ないという状況から大体この様な格安寮もないに等しいのですが、それでも最後に私が住んだ1人暮らし30平方メートルのマンション(街まではバスで20分ぐらい)は350ユーロ(3万7000円ぐらいで光熱費込み)でした。

引っ越しは皆どのようにするのか、というと引っ越し業者に頼む人は少なく友達から大きい車を借りてきて、協力してもらって引っ越ししたり、要らなくなったものは友達の間で売ったり、ネットに投稿したり、貼り紙を作って、大学のいたる所にある掲示板に貼って売っていました。

私もドイツから日本に引き上げる時、この様にして私物を売って帰ってきました。笑 日本の女性服のデザインは外国人の女の子には人気なので、沢山の女友達が服も買い取って下さいました。

ドイツは特に地方新聞、フライブルクではZypresseなどに住居を探してる方や、貸したい方が投稿して部屋を見つけていました。最近ではフェイスブックで部屋探してます!という友達の投稿もよくみます。勿論、不動産市場を通してしまえば仲介手数料は発生するのですが、敷金が戻ってくるケースはドイツではすごく多いです。住居を綺麗にし、壁を白に自分で塗るという作業がきちんと出来ていれば敷金は戻ってきました。寮でしたら壁を塗ってでる必要はなかったです。勿論、長い年数住んでいたら寮の場合でも要求されるのかもしれませんが。。。

皆様はドイツでどんな所に住んでみたいですか?

ドイツの文化も話して下さり、ドイツ語を強制的に使う状況に入れるガストファミリーの所?学生同士の寮で、インターナショナルな環境で多文化の事も学べ、皆で料理をしたり、ちょっとしたパーティも出来る学生寮?誰からも邪魔される事なくゆっくり生活出来る1人暮らし?

ドイツに留学する前にどういった環境の中に住みたいか是非イメージしてみて下さいね!

 

Eri Honda

■筆者:Eri

中学卒業後、単身渡独。
持ち前のプロ精神と負けず嫌いで生徒さんを
引っ張る頼れる講師。
強い意志を持つ反面で親しみやすい明るさも
併せ持っています。