2017.7.19ドイツでのチップ (Eri先生編)

暑中お見舞い申し上げます。

日本がこんな暑い中、ドイツはなんと11度を記録しております。笑
寒いですね。

話が変わりますが、ドイツで大学時代、日本人学生をサポートするチューターというお仕事をさせて頂いてた時に 「レストランやカフェでどのぐらいチップを渡せばいいの?」とよく質問されました。当時、ウエイトレスとして6年働いていた経験があったので、チップの大事さをよく覚えています。まず、カフェやレストランで働いている人々はチップが収入の大きな一部です。また、仕事ぶりを評価する一つの重要な指標であり、文化ともいえるのです。愛想が良く、対応が速く食事も美味しかった場合は「美味しかった。」の言葉だけではなく、きちんとチップで評価してあげなければいけません。逆に言うと、愛想が悪くて食事や飲み物も酷かった場合は、チップをあげなくても良いのです。

基本的にチップの額は、自分で決めて良いのですが大体以下の通りです。

【カフェでの飲食】

1.コーヒー 定価 2,20 の場合 -> 2,50 (30セント チップ)

2.コーヒー 定価 2,20 + ケーキ 3,50 -> 定価5,70 -> 6,50 (80セント チップ)

【レストランの場合】

カクテル 定価 5,00 + サラダ 5,50-> 定価10,50->11,50 (1ユーロ チップ)

この様に定価が大きくなるにつれてあげるチップも通常増えていきます。
大体7%-10%の間を意識してあげるといいでしょう。

チップは一体誰が貰えるのでしょうか?お財布を持ち歩いてるウエイトレスが大抵貰えるのですが、その内の半分を私達はキッチンとバーテンダーで分けていました。

ですから、観光客ばかりを担当して、全くチップが来なかった日なんて彼らに申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし、逆に良い接客が出来てそれをチップで評価された時、バーテンダーもキッチンで働いてる方々も喜んで下さいました。犬が来たらすぐにキッチンに駆け込み犬の水を用意し、誰かがナイフやフォークを落としたら、声をかけられる前に自分で気づいて持っていく、お客様の好まれるテンポに合わせて注文をとる、会話を遮らない様にうまく接客する。忙しい中、声を掛けられたらお客様の気分を害さない様に上手い一言でかわし余裕をみせる。この一つ一つがチップで評価されるので、沢山貰えた時、仕事もっと頑張ろうと思う!励みになっていました。かなりハードでしたが、今の自分のお仕事に大変役立っています。

皆さんもドイツでウエイトレスしてみませんか?

あっ、因みにレストランやカフェでお支払いする時1セントや10セント等の小さい小銭は失礼に値するので50セントから払う様にしてあげて下さいね!

ドイツのレストラン料理