2024.7.8【こんにちは,から始めよう!】韓国語の挨拶をご紹介

韓ドラ,K-POP,韓国料理,韓国ファッション,,,日本のどこでも韓国を感じられるほど,今や韓国は日本にとって身近な国になりましたよね。韓国に旅行に行きたい!推しと韓国語で話したい!韓国語で料理をオーダーしたい!などなど,韓国語を話せるようになりたいと思われている方は多いのではないでしょうか?言語を学ぶときに最初にマスターしておきたいのは,何と言っても「挨拶」です。ここでは,実際によく使う韓国語の簡単な挨拶表現をいくつかご紹介いたします。

基本の挨拶

日常生活編

おはよう/こんにちは/こんばんは
안녕하세요?(アンニョハセヨ)
안녕하십니까?(アンニョハシムニカ)
안녕?(アンニョン)

韓国語はあまり話せない,,,韓国の人に話しかけるときどうすればいいの?!
そんなときに使える,一番万能な挨拶がまさに「안녕하세요?」です。なんと,日本語の「おはようございます」,「こんにちは」,「こんばんは」がこれ一つで済むんです。とても便利ですよね!
ですが,話す相手によって使う表現が変わってきます。自分よりも目上の人には「안녕하십니까?(アンニョハシムニカ)」を,友達や目下の人には「안녕?(アンニョン)」を使うといいでしょう。

お疲れ様です

수고했어요(スゴヘッソヨ)

注意して頂きたいのは、韓国では日本ほど頻繁に「お疲れ様です」を言わないということです。日本では「こんにちは」の代わりに「お疲れ様です」と言う場合が多いですが、韓国ではほとんど別れ際にのみ言います。

お久しぶりです

오래간만입니다(オレガンマニムニダ)

久しぶりに会う人に使う表現です。日本語には「ご無沙汰しております」というさらにかしこまった表現がありますが、韓国語にはそこまでかしこまった言い方はありません。

お元気ですか

잘 지냈습니까?(チャル チネッスンニカ)

こちらも久々に会った人に対する挨拶ですね!先程の「오래간만입니다(オレガンマニムニダ) 」 よりも頻繁に使われます。挨拶の頭にある「잘(チャル)」は「良く」という意味です。直訳すると「良くお過ごしでしたか」となります。

よろしくお願いします

잘 부탁합니다(チャル ブタッカムニダ)

直訳は、「良く頼みます」という意味です。日本語で言う「よろしく頼みます」と似ていますね。この挨拶表現は発音が難しいので,何度も口に出して練習してみましょう。

失礼します

실례합니다(シルレハムニダ)

どこかへ入るときに使える表現ですが、それ以外にも、電話を切る時や別れ際などでも広く使えます。用法としては日本語と似ていますね。

お礼編

ありがとうございます
감사합니다(カムサハムニダ)
고맙습니다(コマッスンニダ)
고마워(コマウォ)

場所問わずどこでも使える挨拶です。「감사합니다(カムサハムニダ)」が一番ベーシックな表現であり、かしこまった言い方が「고맙습니다(コマッスンニダ)」になります。逆に、友達や目下の人に使える表現は「고마워(コマウォ)」です。知り合った人やお店の人に使えると相手も自分も嬉しいですよね!

どういたしまして

아니에요(アニエヨ)

似たような挨拶表現として「괜찮아요(ケンチャナヨ)」も挙げられますが,こちらは日本語で言う「結構です」としても使われます。「아니에요(アニエヨ)」が感謝に対する返事としては最も無難な表現です。

謝罪編

すみません

미안해요(ミアネヨ)

最も一般的な謝り方です。「ごめん」の言い方としては,語尾の요を省略した「미안해(ミアネ)」と言うこともできます。

申し訳ありません

죄송합니다(チェソンハムニダ)

先ほどの「미안해요(ミアネヨ)」よりもかしこまった表現になります。目上の人やビジネスにも使える謝り方です。

お店編

すみません

저기요(チョギヨ)

店員の方を呼びたいときに使える表現です。日本語で言う「あのー、ちょっといいですか」に近いニュアンスです。

いただきます

잘 먹겠습니다(チャル モッケッスンニダ)

ごちそうさまでした

잘 먹었습니다 (チャル モゴッスンニダ)

先ほども触れましたが,挨拶の頭にある「잘(チャル)」は「良く」という意味でしたね。そのため,「いただきます」は「(これから)良く食べます」,「ごちそうさまでした」は「良く食べました」という意味になります。二つの言い方が似ているため,どっちだったかな?と混乱する場合が多いですが,慣れればすぐに覚えられます。これらの表現を韓国料理店で使えると美味しさ倍増すること間違いなしです!

美味しいです

맛있어요(マシッソヨ)

韓国料理好きの中ではよく知られている表現ですね。直訳すると「味があります」です。なんともダイレクトな表現ですよね。是非ともお店の人に使ってみてはいかがでしょうか。

これください

이거 주세요(イゴ チュセヨ)
「주세요」が「ください」の意味なので,ほかに応用をきかせて色々なものを指しながら「◯◯주세요」と言えば,お店でのオーダーや買い物の場面で広く使えると思いますよ。この表現を使ってお好きなものをたくさんオーダーしてくださいね!

いくらですか

얼마예요?(オルマエヨ)

韓国旅行では押さえておきたい挨拶表現ですね。特に、東大門市場などの市場では値段が書かれていない場合があるので、この表現を使う場面が多いかと思います。値段を尋ねることで店員さんと韓国語でお話するきっかけにもなりますので、どしどし使ってみましょう!

初対面の挨拶

はじめまして

처음 뵙겠습니다(チョウム ベッケッスンニダ)

これはだいぶ発音が難しいですよね,,,その分,実際に韓国の人に使えると「おっ,韓国語上手な人だな」と思われますよ!自己紹介のはじめに使ってみてはいかがでしょうか。

お名前はなんですか

이름이 뭐예요?(イルミ モーエヨ)

やはり初対面で知りたいのは名前です。日本では名字で呼び合うことが多いですが、韓国ではフルネームか下の名前で呼び合います。そのため、初対面のときから下の名前までしっかり覚えておくといいでしょう。

おいくつですか

나이가 어떻게 되세요?(ナイガ オットッケ ドェーセヨ)

一度口に出して発音された方はわかると思いますが,発音の難しさはダントツです。直訳すると「お年はどのようになられるのですか?」です。
上下関係が厳しい韓国では,相手が自分より年上か年下かを把握するのはとても大事なことです。そのため,初対面でも迷わずに相手に年齢を聞きます。日本ではあまり見られない文化ですよね。

別れ際の挨拶

さようなら

①안녕히 가세요(アンニョヒ カセヨ)
②안녕히 계세요(アンニョヒ ゲーセヨ)

なんと,,,さようならの言い方には二通りあるんです。それぞれを直訳すると,①は「無事に行ってください」,②は「無事に居てください」となります。そのため,①自分がその場に残って相手がその場から去る場合には「안녕히 가세요(アンニョヒ カセヨ)」を,②自分がその場を去って相手がその場に残る場合は「안녕히 계세요(アンニョヒ ケーセヨ)」を使います。
では,自分も相手も同時にその場を離れる場合は,どう言えばいいのでしょうか。自分も相手もお互いにとって「その場を離れる人」になるので,①の「안녕히 가세요(アンニョヒ カセヨ)」を使うのが良いです。
①と②は発音が非常に似ているので,慣れるまでは混乱するかもしれません。ここはしっかりと押さえていきましょう!

また会いましょう

또 만나요(ト マンナヨ)

友人や目下の人に対する「バイバイ」としては,先ほどご紹介した「안녕(アンニョン)」を使うこともできます。

また来ますね

또 올게요(ト オルケヨ)

主にお店を出るときに,お店の人に向かって使う表現です。料理がおいしかったことや商品が気に入っていることを遠回しに伝えるものなので,直接的な表現よりも一段とレベルの高い挨拶表現になります。ひょっとするとお店の人からネイティブの人だと思われるかも,,?

そのほか覚えておくと便利な言葉

ご飯食べましたか

밥 먹었어요?(パプ モゴッソヨ )

直訳すると「ご飯食べました?」です。なぜ挨拶でご飯を食べたかどうかを尋ねるのだろう、、?と不思議に思われる方が多いのではないでしょうか。 結論から言いますと、この挨拶は「ご飯をしっかり食べながら元気に過ごしていますか?」というニュアンスです。昔,国全体が貧窮していた時代,生きるうえで最も大事なことはご飯を食べることでした。そのため,相手がご飯を食べたのかを気にすることは相手の健康と安寧を気遣うことになるのです。ネイティブの間でかなり頻繁に使われる挨拶です。

トイレはどこですか

화장실이 어디예요?(ファジャンシリ オディエヨ)

何気に広く知られた表現ではないでしょうか。この表現は韓国旅行には必須ですね。あわせて,「前:앞(アプ)」,「横:옆(ヨプ)」,「後ろ:뒤(デュィ)」,「左側:왼쪽(ウェンチョク)」,「右側:오른쪽(オルンチョク)」も一緒に覚えると道案内が聞き取りやすくなります!

いいですね

좋네요(チョンネヨ)

例えば店員さんから何かを勧められて、「それ、いいですね」と返したいときに使える表現です。よく知られている「좋아요 (チョアヨ)」は「良いです」という意味なので、この2つは似たような表現ではありますが、店員との会話では「좋네요(チョンネヨ)」の方がより自然です。

大丈夫です

괜찮아요(ケンチャナヨ)

先ほどの「どういたしまして」のところで登場しましたね。日本語と同じく、「問題ないです」の意味と「結構です」の意味の両方の用法で用いることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?韓国語で挨拶ができれば,韓国語マスターへの道は開かれたも同然です! まずは簡単な挨拶から学ぶことでぜひとも韓国語でコミュニケーションをとることの楽しさを味わっていただきたいと思います。
細かい発音や他の挨拶表現など,もっと詳しく韓国語を学んでみたい方は,韓国語講師とのマンツーマンレッスンがおすすめです!アジア欧米語学センターでは〜〜〜。

この記事の執筆者

中川 咲恵

韓国ソウル出身,韓国と日本のダブル。 東京大学大学院の韓国朝鮮文化研究専攻。韓国講師歴は6年目。韓国語と日本語のバイリンガル。