2020.3.4許先生の中国・中国語情報局【中国語の四声】

みなさん、こんにちは。大家好!

欧米・アジア語学センター、中国語講師の許です。
今日のトピックは、「中国語の四声」です。

いよいよ中国語の知識を紹介する部分になりました。それでは、中国語の声調(いわゆるアクセント)
について一緒に勉強しましょう。

・声調(アクセント)

人が話すときに、発音の音が上がったり下がったりして、その音の高低を「声調」と呼びます。中国語の単語には、原則的にそれぞれ一定の声調が備わっています。中国では、それを「四声(しせい)」と言っています。四声は文字通りに4種類の声調ということを指しています。

四声の特徴を詳しく説明すると、

① 第一声 高く平らな調子
普段より高く発声するイメージでそのまま同じ高さを平らに続けます。

② 第二声 段々上がる調子
普段の発声の高さから、さらに高いところに行く感じです。
日本語の中で、ショックや信じられないことが起きた時の「ええっ?」の感覚と似ています。

③ 第三声 低く抑える調子
高く平らな調子(第一声)より低いところから、さらに低く抑えてから音尾を緩やかに上げます。

④ 第四声 一気に下がる調子
普段の発声の高さから、一気に下がります。カラスの「カア!」と鳴く時のイメージと似ています。

・四声の重要性と練習方法

中国語の中で、同じ発音でも声調が異なったら、意味も異なるので、四声の勉強はとても重要です。ただし、声調が高い、低いというのは、絶対的な高低というものはなく、あくまで相対的な高さと低さです。それに、男女の差もあるように、人それぞれ声調の差があります。練習方法は、単独で声調だけを練習する方法はありません。今日ご紹介した四声のイメージを覚えていただければ十分です。母音と一緒に組み合わせて練習する方法をお勧めします。そして、母音+四声の練習を毎日十分間練習するとより効果的です。いわゆる、目と口と耳を動かして中国語の声調と発音の感覚を覚える効果を狙っています。だんだん耳と口がその感覚に慣れていくと、子音と母音の練習がしやすくなります。

以上は、中国語の「声調」についてのご紹介です。またよろしくお願いします。下次见!

中国語講師 許 家瑶

筆者・中国語講師 許 家瑶