2020.5.29≪独学者向けの≫おすすめのテキスト

みなさん、こんにちは。大家好!
欧米・アジア語学センター、中国語講師の許です。
今日のトピックは、「≪独学者向けの≫おすすめのテキスト」です。

中国語を独学する方にどのようなテキストをお薦めるかとずっと考えていました。もちろん、独学に適合するテキストはたくさんありますが、今の時代だからこその教材もぜひ取り入れていただきたいなと思います。

では、独学者にとって必要不可欠の学習項目からお話をさせていただきます。

・オンラインの学習リソースを利用して「ピンイン」を習いましょう。

中国語の発音を学習し始めの方は、口の開け方を学習する必要があります。教材の音声に沿って練習するより、オンラインにある中国語レッスンの口型を見ながら学習する方が効果的です。さらに、オンラインの学習レッスンなので、いつでもどこでも(ネット環境があれば)リピートできるし、自分の発音や声調が合っているかもすぐチェックできるので、とても便利です。
これまでのブログにも書いたように、中国語の「声調」「発音」は聞いてから真似して学びやすいという特徴があるので、ぜひオンラインの学習リソースを利用してマスターしていただければと思います。

・文法学習には「介詞」「補語」などの項目が重要

基本的に、中国語検定試験のテキストがいいと思います。一つだけ気をつけていただきたい項目は「介詞」「補語」のような文法項目です。「介詞」「補語」という日本語の文法にないもの、中国語の文法に大きい役割をしている学習項目が、文法学習の難しいところ、かつ重要な学習内容です。文法を習う時に、ぜひしっかり学習していただきたいです。

・会話力をアップするテキストは『通訳メソッドを応用した中国語短文会話800』をお勧め
学習の対象者としては中級レベル(大学や語学専門学校で2年以上学習した人、2年以上中国に留学した人など)。

お勧めのポイントは:(以下は中国語スクリプトというサイトによる紹介です)

1)会話力アップの方法として非常にすぐれています。

この本のコンセプト(会話はスポーツだ)と方法論(シャドーイングなど通訳練習法を使う)はどちらも卓見であり、効果が高い。この本とこの方法できちんと練習すると確実に会話力がアップする。

2)CDを使って練習すればリスニング力も上がり、発音も良くなります。

音が決め手のテキストで、吹き込みにはかなり力を入れています。単なる添え物ではない。中国語も日本語も入っているが、どちらも感情表現がすぐれていて、吹き込み者には相当ダメ出しがされたことが伺える。付録CDにこれほど力を入れているテキストはめったにない。音が魅力的なので真似ようという気分になる。

3)ランダムなのが面白いです。

普通のテキストと違って場面も設定されていなければ、並べ方に何の脈絡もない。ただただ、よく使われる言い回しが並んでいるだけ。そこが面白い。ランダムなのに全部練習し終えると確実に会話力がアップしている。これはおそらくこれらの短文ほとんどすべてが、著者自身がうまく言えなかった、口ごもってしまった中国語の表現を長年にわたって集めたエッセンスだからだろうと推察する。このテキストを使って勉強をして飽きないのも、「これ言いたかった」「これ何と言うのだろうと思っていた」という表現が多いからだ。

以上は、中国語独学者向けのテキスト情報です。中国語学習に何かお困りがあったら、いつでも気楽に聞いていただければ喜んでお答えします。
それでは、今後ともよろしくお願いします。
一起加油吧。(一緒に頑張りましょう!)

中国語講師 許 家瑶

筆者・中国語講師 許 家瑶