2015.4.6≪第3話≫ナターリア先生のブラジル・ポルトガル語情報局

【ポルトガル語ってどんな言語??】

Bom dia!!(おはようございます!)…
ポルトガル語ってどんな言語ですか?とよく聞かれます。
ポルトガル語はラテン語を語源としていますので文字はアルファベットになります。
ラテン語を語源としている言葉は他にもフランス語、スペイン語、イタリア語など沢山あります。また、ゲルマン祖語を語源としているドイツ語、英語にもラテン語を起源とする単語がいくつも見られるんですよ。
ラテン語を起源とする一つの単語を覚えると他の言語から来ている単葉も沢山覚えられます。例えばポルトガル語で
大切と言う単語は
importante(ポルトガル語)
他の言語を見てみると、
important(英語)
importante(スペイン語)
importante(イタリア語)
これを見ると、英語のimportantは、ラテン語を起源としている事が分かりますね。ポルトガル語を覚えると、一気に4カ国語も覚えられるなんて、まるで一石四鳥ですね!!
ちなみに、一石二鳥ポルトガル語で同じニュアンスは「matar dois coelhos de uma cajada só」(直訳すると、一つの球で2匹の兎を殺す)[読み方:マタル ドイス コエリョス デ ウマ kジャダ ソ]
スペイン語、イタリア語の発音は若干違いますが・・なんとか通じますよ。
日本でもポルトガル語をたまに見かけますよ。身近な所で言うと駅に置いてある無料雑誌“とらばーゆ”の由来は「“trabalho”:仕事」と言う意味です。少し前に車で”ヴァモス“と言う車名がありましたがこれの由来も「”vamos”:行きましょう」と言う意味になります。ほかにも沢山あります。私の大好きなパン(ポルトガル語ではpão)もそうですね。
ポルトガル語は難しいと皆さんは思われるかも知りませんね・・・確かにそれを否定出来ない部分もあります。日本語に馴染みのない動詞の活用法や、英語にもない男性名詞、女性名詞などがある事が、その一因かな〜とよく思う事があります。でも勉強するほど「へー」、「なるほど」、「そうなの?」という新しい発見や面白さもいっぱい出てきますよ。