皆さん、こんにちは。Здравствуйте! （ズドラーストヴィチェ！ ）
欧米・アジア語学センター、ロシア語講師のアントニーナです。
今日のトピックスは、「ロシア語の自宅学習のコツ」です。
私がロシア語を教え始めたのは15年以上にもなりますが、その頃は、学校でも家でもまだ現在のようなマルチメディアやモバイルは未発達でしたので、自宅で独学される生徒さんは、視聴覚教材とCDを使用した教材を主にまだ机に向かっているだけであったかと思います。その後、現在までインターネットやモバイル環境が発達して、ロシア語習得のための手段や選択肢は一気に増加し、いつでもどこでもロシア語の情報を入手、共有が簡単にできるようになりました。
ロシア語の学習者は、SNSなどをも用いて、ロシア語の情報を入手することはもちろん、ロシア語のネイティブと実際に交流することができるようになってきました。ですので、外国語に接する機会が大幅に増えて、最近は、初級のロシア語の生徒さんでも、高度な語彙の予備知識を有していたりします。時には、教えたこともない表現や単語を知っている方もいますので、自宅での独学による効果は素晴らしいものです。
ただ、独学であるがため、ある一つの興味に偏重した学習をしてしまうため、中には、かなり崩れた俗語や、時代遅れの表現を身につけてしまう方もいました。
やはり、インターネット上で飛び交う情報に引っ張られてしまっているのです。確かに自宅にいながら一人で勉強する環境は便利になった反面、自ら調べてチェックするという地道な行動が薄れてきてしまい、頭脳がインターネット上の情報を半自動的に受け入れてしまいます。
自宅で学習を進める場合は、必ずご自身のレベルと学習目的にふさわしい視聴覚教材を選択し、正しい4技法を身に付けることが重要です。そして、自宅で学んだ内容は、実際にロシア語ネイティブの人や学校で先生との会話で使用してみて、矯正していただくことをぜひお勧めします。
それでは、次回まで。До свидания! （ダスビダーニャ! それでは、また!）
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