皆さん、こんにちは。Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ! )
欧米・アジア語学センター、ロシア語講師のアントニーナです。
今日のトピックスは、「ロシア語の入門者へのおすすめのテキスト」です。
ロシア語をこれから学ぶ、またはロシア語を学び始めた皆さんはあまり見かけたことにないキリル文字のアルファベット、ロシア語特有の発音、筆記に戸惑いながらも興味を持っていることと思います。
以前もブログに前述しましたように、昨今のIT化、デジタル化、ネット社会の台頭によって、ロシア語の口語文は毎年変化しています。グローバル化によって外来語、特に英語がロシア語として定着した単語もあります。20年以上前に、時折、日本で発行されロシア語のテキストを店頭で見受けますが、あまりにもテキスト内容が不自然で、時代に整合していないと感じることがあります。ですので、読解などを含む中級者レベルのテキストについては、10年以内に発刊されたテキストをお勧めしています。
入門者のテキストの場合は、アルファベット、綴りや発音といったロシア語の不変的な内容となりますので、新しく発刊されたテキストである必要性はそれほど高くはありません。
入門者のテキストとして一番重要になってくるのは、「記述、基礎文法、読み書き」を軸とした内容であることです。
リスニングや会話はやや遅らせて進めたほうが進度が速い場合が多いです。
私が入門者にお勧めしているテキストの一つで、「ロシアへの道 ロシア語教科書1 入門レベル」があります。
ロシア語を学び始める皆さんに一番好評で、ビジネス、旅行、学生さんにも好評です。
15課に分けられていますが、1課を1週間のペース(週に3時間のレッスンと自宅で宿題)で進めれば無理なく3ヶ月以内でクリアすることができます。もちろん生徒さんの要望や勉強スタイルによっては、スケジュールや速度を調整しながらの進行となります。
このテキストは、アルファベットの発音と記述、基礎文法、読み書き、ディクテーション、会話まで、全ての基礎を習得することができます。また、図版なども加わっていますので、文字だらけでストレスた溜まってしまうようなことはありません。
このテキストをクリアしたら、ロシア語の単語は(発音は別として)一通り読めるようになり、挨拶などの簡単な会話はできるレベルまでたどり着けます。
ロシア語を学ばれる皆さん、楽しみながら継続していくことが一番大切ですでので、気を楽にして1ページづつ進んでくださいね。
それでは、次回まで。До свидания! (ダスビダーニャ! それでは、また!)