皆さん、こんにちは。Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ! )
欧米・アジア語学センター、ロシア語講師のアントニーナです。
今日のトピックスは、「ロシア語の学習のスランプ」です。
ロシア語を学習している皆さんは、ある程度まで聞ける、読めるまたは話せるようになってきますと、その一歩先のレベルまでなかなかいけないで、悩んでいらっしゃる方も少なくないかと思います。勉強は続けているけれど進歩しているかが見えてこなくなるのはよくあることです。まずは初級をクリアし、中級に進んでいくと、レベルが上がるにつれて初級までにしていた勉強法が変わってきます。確かに、その勉強法の変化になれていかないと、進歩が遅くなってしまいます。初級では全く知らない言葉、表現などが先生や教科書から一方通行でインプットされ、読んで聞いて学んでいく、いわゆる受動的な勉強法です。これは日本人のみなさんが得意な勉強スタイルですね。
中級以上になってくるとロシア語の知識も増え、実際にロシア語使っていく勉強法になってきます。この時点では、初級で身についた知識を、声に出して会話することになりますので、難しさや未達成感を感じてしまい、「全然上達していないではないか。。。」と錯覚されスランプに陥ってしまう方がいます。でも心配はいりません。初級で「知識」を身につけることと、中級以上で実際に使う「技能」は全く別次元なのです。もちろん中級になられても初級で積み重ねてきた「暗記」や「音読」も日課ですが、中級からはインプットとアウトプットの両方の勉強となります。楽観的な言い方をすると、中級は「習うより慣れろ」のスタイルですので、一番楽しめるレベルのはずです。スランプに陥る方は、初級から中級に進みにかけて見られるため上記を書きましたが、中級から上級へ進む段階でスランプに陥った方はほとんど見受けられません。ロシア語の場合、中級までには学習スタイルが身についてしまい、中級をクリアすれば上級への進行速度は相当速いものです。
ロシア語を学ばれる皆さん、楽しみながら継続していくことが大切ですでので、まずは自分自身の現在のレベルに自信を持って進んでくださいね。
それでは、次回まで。До свидания! (ダスビダーニャ! それでは、また!)