Selamat siang semua!! (皆さん、こんにちは)
前回は、インドネシア語のリーディング学習の様々な方法を紹介しました。今回は、リーディング学習をする際に日本人がよく戸惑ってしまうところとその改善方法について解説します。…
インドネシア語はアルファベットで表記され、ローマ字読みに似ているのでリーディングにおいてはやさしい言語だと言われています。しかし、長い単語になると日本人は読めなくなってしまうことがあります。例えば、「nama」(名前)、「saya」(私)といった短い単語はすらすら読めるのですが「perusahaan」(会社)、「masyarakat」(社会)といった長い単語になると読めなくなってしまうことが多いです。単語をすらすら読めるように、「単語」(kata)を、「音節」(suku kata)に分割してみましょう。「nama saya」(私の名前は)を音節に分割すると「na-ma sa-ya」になります。「perusahaan」、「masyarakat」も「per-u-sa-ha-an」、「ma-sya-ra-kat」に分割することができます。この音節は日本語で言うと「仮名」のような存在です。インドネシア人は、小学校の低学年時に国語の授業で単語を音節に分割する練習をたくさん行います。「suku kata」(音節)を正しく理解すればどんな難しい単語でもすらすら読めるようになります。
インドネシア語の文章を読むときにどこで区切れば良いかとわからないとよく言われます。日本語では「は、が、を」といった助詞が存在し、文章を読むときに助詞のところで区切ることが多いと思います。一方で、インドネシア語では「は、が、を」のような助詞がなく、どこで区切るかわからなくなります。文章は基本的に、「S (主語) + P (述語) + O(目的語)」から構成されています。文章を見たときに、まずはどこが「S」、「P」、「O」なのかを印をつけましょう。そして、文章を区切る場合は「S」と「P」の間もしくは「P」と「O」の間でするのが自然です。例えば、「Ibu teman saya sedang memasak nasi goreng pedas」(私の友人の母は辛いチャーハンを調理しているところ)という文章は、「Ibu teman saya」が「S」、「sedang memasak」が「P」、「nasi goreng pedas」が「O」になります。この文章を読むときに「Ibu teman saya // sedang memasak // nasi goreng pedas」で読むと正しく区切ることができます。
次は上級編になりますがインドネシア人が書いている文章が読めないとよく聞きます。これは単語を省略してしまうというインドネシア人の悪い癖が原因だと思います。例えば、「aku」(私)が「ak」や「aq」になったり、「kapan」(いつ)が「kpn」、「juga」(も)が「jg」になったりします。基本的に母音を無くして省略することが多いです。また、同じ発音のものも省略語として使うことがあります。例えば「4」は「empat」と発音するので「tempat」(場所)を「t4」に省略します。また、「x」は掛け算の記号で「kali」と発音するので「dua kali」(2回)を「2x」と省略することもあります。インドネシア人のfacebookの近況でこう言った略語を見ることができます。
次回は、ライティング学習のコツについてお話しします。