みなさん、初めまして。大家好,我叫许家瑶!(こんにちは。許家瑶と申します!)
欧米・アジア語学センター、中国語講師の許です。
これから、週に一回、中国語また中国の歴史や文化について様々な記事をお送りします。
ご存知のように「地域が変われば、習慣も変わる」(十里不同风,百里不同俗)と言われているほど、中国には各地域の衣食住や飲食習慣が多様なので、中国はどのような国なのか、中国人がどういう特徴を持っているかを簡単にまとめる事はとても難しいです。言葉を例にすれば、中国の方言の一つである広東語と中国語の標準語の差はオランダ語と英語の差のようです。これら多様な中国文化・言語を私個人の視点と角度から発信していきたいと思っております。
私は中国の東北地域と通称されている中の一つである遼寧省の出身です。ふるさとは省都瀋陽の北西にある阜新という小さな町です。
地理上の緯度は北海道の札幌とほぼ同じぐらいで、雪景色がよく見られる地域で年中カラっとして晴天が多く、梅雨がありません。(寒いので、ゴキブリもあまり見た事ないです。笑)中国の東北地域は土地が非常に肥沃であるため、農業が非常に盛んで、農作物に恵まれています。特に、東北米と言われるお米は米の粒が大きくてツヤもあり、美味しいと全国で知られています。それだけに、東北人は米にうるさいというのもよく言われています。町の民族構成は漢民族のほか朝鮮族とモンゴル族も多く、飲食習慣もそれらの習慣がお互いに馴染み合っています。また、宝石の一種である瑪瑙(メノウ)の産地でもあり、メノウで作られているアクセサリーや置物などが有名です。
もう一つご紹介したいのは海州露天鉱国家鉱山公園です。かつてはアジアで最大の露天鉱山として知られていましたが、石炭が掘り尽くしになるため、近年環境を整備して、跡地に国家鉱山公園が建設されて、市民の憩いの場となりました。そして、今の時代は高速電車が一般的になりましたが、故郷には、まだ蒸気機関車が残っており、毎年鉄道マニアや写真家が集まって最後になるわずかの蒸気機関車の写真が撮られています。
蒸気機関車写真の出典は以下の通りです
(http://www7b.biglobe.ne.jp/~railbus/0113FuxinA.html)
さて、最後に自己紹介をさせて頂きます。私は大学の時に、日本語を専攻として学び、日本の文化や日本人に対して興味を持ち、日本についてもっと知りたい・学びたいと思い留学しました。大学院の勉強が終わり、中国に帰って大学の日本語教師として二年間働き、さらに中国と日本の大学の講師交流プログラムを通して京都で中国語教師として二年間経験を積んでいました。中国語を勉強した学生たちが皆勉強に熱心で楽しい二年間を共に過ごせました。
中国語は難しい言語で特に発音が難関の一つだと言われていますが、中国語を教えていた経験から見ると、最初から舌の位置などを正しくすることに集中しすぎないように、まず正しい発音を繰り返して聞くことが大事だと思います。聴覚と口の開け方について少しずつ発音の特徴を馴染ませていくと、だんだん上達します。そして、ひたむきに勉強に励むことも重要ですが、中国語の勉強からの楽しみを見つけることが大切だと思います。
語学の学習目的は人とのコミュニケーションにある事が多く、何か楽しみを発見しながら勉強するのがとても大切だといつも思っています。中国語の勉強以外に餃子を作ったり(餃子の皮から作る)、中国のお茶を飲んだり、中国の映画を見たり、中国語の歌も歌ったりして、たくさん体験すると、より中国語の楽しみが増えるのでぜひ当校でも一緒に中国語の勉強や中国の文化を体験できればと思います。
以上、私の自己紹介とさせていただき、これから一緒に楽しく中国語を勉強しましょう!