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2019.11.28許先生の中国・中国語情報局【第4回 私はこうやって日本語を身につけました】

みなさん、こんにちは。大家好!

欧米・アジア語学センター、中国語講師の許です。

今日のトピックは、「私はこうやって日本語を身につけました。」です。

正直なところ日本語を身につける秘訣に関して、短時間ですぐ習得する方法があるとすれば、わたくしも知りたいです。外国語(日本語や英語)の単語や動詞の活用形などを覚えていた時に、ドラえもんの暗記パンがあれば、どれほど楽になるだろう、とよく思ったものです。笑。

どの言語においても、語学勉強は繰り返して覚えるという単調な作業でしょう。それに、「聞く・話す・読む・書く」という4技能を日々蓄積する事も必要なので、自由に外国語が使いこなせるにはかなり時間がかかります。まず、地味な練習や復習などは、どの言語の学習でも欠かせないという事を最初に押さえさせていただきます。

私は母の影響を受けて外国語に興味を持ちました。学習する時は発音について特に敏感で拘っています。日本語を学び始めた時は、自分の発音とアクセントが正しいかどうかを心配して、何回も日本人の先生(わたしの先生は由紀子先生というお名前でした。)に頼んでチェックしていただきました。チェックをして頂いても、正しい発音とアクセントが定着していないと痛感して、授業の時に先生の発音を集中して真似たりもしていました。

また、朗読することが好きで、教科書のテープに従って毎日30分ぐらいシャドイングで朗読をしました。教科書だけをずっと朗読していると、面白くなくなるので色々工夫も入れて、聞く練習をしました。例えば、ラジオでNHKのニュースとトーク番組を聞いたり、日本語のドラマや音楽は由紀子先生がカセットテープに焼いてくださって、毎日それを聞いたり日本語の歌を習ったりしていました。

毎日の朗読と聞く練習を通して、発音とアクセントが定着して、単語や動詞の活用形がだんだん覚えられるようになり、新しい単語も少しずつ増えて日本語の文章を読むことがとても楽になりました。わたくしの学習方法をまとめると、「聞いてから覚える」にあてはまっているのかなと思います。

それから、大学二年生の時から日本語で日記を書くようになりました。最初は宿題として日本語の日記を書いて、由紀子先生に訂正していただくことでした。文章を書くことが好きで、それをきっかけにしてほぼ毎日日本語で日記を書いて、週末にまとめて由紀子先生に見ていただきました。先生はとても優しくて親切な方で、日記を丁寧に訂正してくださり、日記の後にコメントを書いてくださって、最終的には先生との秘密の筆談になって楽しかったです。先生が訂正していただいたところを復習する事で文法の練習にもなりました。

そして、日記がどんどん書けるようになる間に、日本語を話すことが流暢になりました。また、他の人に「字が綺麗ですね」と言われたのですが、それは先生が添削してくれた文字を毎回真似して練習していたので、「それは由紀子先生のおかげ」と思っています。

だんだん話せるようになると、先生に日本語の小説を貸していただき読みました。読み始めると教科書の文章とはまったく異なり、実際の日本語はこのように書かれているんだ!こういう風に気持ちを表現しているんだ!と驚きながら日本語の小説が読めるようになりました。

このように由紀子先生のおかげで日本語の世界に浸る事ができ、日本語が楽しくてたまらなくなりました。よく考えると、わたくしにとっての日本語を身につける秘訣は「由紀子先生に出会ったこと」にほかなりません。

以上は、今回のトピックです。また今度よろしくお願いします。下次见!
日本語辞典