アントニーナ先生がロシア・ウクライナの街並みに関してご紹介!


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アントニーナ先生のロシア・ウクライナ情報局【第7回 ロシア・ウクライナの街中で】

皆さん、こんにちは。Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ! )

欧米・アジア語学センター、ロシア語講師のアントニーナです。

今日のトピックスは、「ロシア・ウクライナの街中で」です。

旧ソ連の国々の街は、日本の都市計画や設計思想とは異なるため、街の作りが基本的に違います。日本の国土は70% 以上が山間部であるため、狭窄な平野に人口が密集し、特に政治経済活動が一極集中する中央集権的な首都東京は人口過密となっています。

ユーラシアは広大な国土があり、各地方の自治が強く、特に旧ソ連時代の連邦制度や地方分権的な社会制度を受け継いでいるため、各々の都市、町、村は一つ一つの核をつくって散在しています。ですので、大都市でも都市景観や許容人口には比較的余裕があり、緑地や自然などのオアシスが垣間見られるのも特徴です。
各都市は基本的に景観条例が厳しく、派手な看板や広告は制限されているため、美しい景観が保たれています。ただ近年、モスクワに限っては、一極集中型の過密人口が問題視されてきています。
モスクワは、放射状につくられた巨大都市で、ロシアの資産の90% 以上が集中しています。ロシア経済、政治、文化の中心で、都市は現在も成長を続けています。モスクワは首都防衛機能を高めるために、道路は意図的に複雑に設計され、中央のクレムリンが敵に侵略されにくいように蜘蛛の巣のような放射状にデザインされました。何か昔の江戸の街の設計思想にも似通いますね。しかし現在は、これが交通循環の悪い道路となってしまい、現在の交通渋滞の遠因ともされています。モスクワには交番はありませんので、対テロ対策や治安維持のため、随時、警察官がパトロールをして、街頭検査や身元確認をしています。ちなみに、ロシアでは外国人はパスポートの携行が義務付けられています。

さて、モスクワを巨大都市東京に例えるならば、キエフは京都や奈良のような存在です。

これは、キエフを首都とした東欧の国家「キエフ大公国( Русь)」時代に栄えた都の面影を残し、街のいたるところに大聖堂、修道院、歌劇場、教会、宮殿があり、東欧の歴史、文化、文明を感じさせてくれるからです。

東京が「清潔」という意味できれいな街だとすると、キエフは「美しい」意味できれいな街と言ったところです。街のつくりは全て右側通行です。日本とは逆で、歩行者は道路を横断するときは左右を確認してから渡ります(日本では右から左への順で確認するよう教育されていますね?)。左から右への順に目視確認することは大切で、逆にしてしまうと事故につながりかねません。
街の中心は幹線道路の幅が非常に広く車線数も多く、歩行者用横断歩道や歩道橋は非常に少ないのが特徴で、自動車や路線バス優先の設計になっています。ですので、道路を横断する際には地下街を通ります。地下街は地下通路の役割だけではなく、大きなショッピングモールにつながっていて、小売店がひしめき合って林立しています。地下街では食品から日用品まで、色々
な商品を取り揃え、映画館やカフェまであり、まるで地下都市のようです。なぜか地下街ではタバコ、ストッキング、花がたくさん売られている点が興味深いところです。街中には公設トイレがほとんどなく、地下鉄駅や鉄道駅にはトイレの設置はまったくありませんので、トイレはショッピングモールやデパート内の併設トイレを使うことになります。

ロシア・ウクライナの街は本当に他の国と比較ができないほど異なりますので、今日のブログには全てを書ききれませんでした。

それでは、次回まで。До свидания! (ダスビダーニャ! それでは、また!)

写真

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筆者:荻野アントニーナ

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