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2015.4.27≪第6話≫ナターリア先生のブラジル・ポルトガル語情報局  【ブラジルの食事事情】

Que gostoso!!(なんて美味しんだ!)

今回のテーマは私の大好きな「食」になります!!趣味と言うぐらい食べるのが好きです!私の体系?まぁご想像にお任せします。

外国人に日本の食べ物と言えば何?と尋ねると、お寿司という答えが良く返ってきますよね。それと同様にブラジルの代表的な食事は?と尋ねると、シュラスコ(ブラジリアンバーベーキュ)という答えが返ってきます。東京でもここ年シュラスコのお店がたくさん増えきたので、シュラスコがどんなものかご存知の方も多いのではないでしょうか。でも、このシュラスコの作り方には2通りある事をご存知でしょうか?

churrasco gaúcho

ブラジルの南では、お肉を串に刺して立てに焼きます(churrasco gaúcho)

その他の地域では横向きで焼くんですよ。

 

ブラジルでもシュラスコを専門とするお店がありますが、気軽に自宅でシュラスコをする人も多いです。マンションのベランダにシュラスコ専門スペースがあったり、自宅の庭にあったり・・・。日本で言えば、「今夜は自宅で手巻き寿司!」という感覚ですね。

でも毎日シュラスコを食べるわけでは当然なく、毎日の食事は、主食であるお米と豆に、付き添いで肉、サラダというのが一般的ですね。

お米はタイ米のようにパサパサしているので、日本のようにお米を炊いただけで食べるのではなく、塩、こしょう、ニンニクで味付けをしてから食べるのが普通です。豆はスープのように煮た上で、ご飯にかけて食べます。生野菜(サラダ)は、ブラジル人の毎日の食卓には欠かせないもので、とにかく沢山食べます。

三食の中では、お昼がメインとなります。朝は軽く(コーヒ、果物、または小さいフランスパンにハム、チーズ)、夜もスープや軽食で済ませる方が多いです。健康的ですね!でもブラジル人は糖分を必要以上にとります。食後のデザートもしっかり食べますし、飲み物にはびっくりするほど砂糖を入れる、若しくは最初から入っています。最近では緑茶もブラジルで売られていますが、なな・・・なんと!!!それにも砂糖が入っています!

ブラジルは広いので地域によって食べ物も違ってきます。北部は一年中暑いので辛い食べ物が多いです(muqueca,acarajéなど)。

アマゾンの方では、独特な魚料理が有名です。ちなみにピラニアも食べられているんですよ(私はまだトライしていませんが・・・・)。

また地方に行くと、日本で言うところの田舎料理が有名です。その名はコミーダミネイラ。

また、フェイジョアーダもシュラスコに並ぶ伝統的な料理として有名です。これは豆と肉類の煮込み料理なのですが、この料理、見た目が黒いので正直に言うとあまり美味しそうには見えません。でも一度口にすると癖になり、また食べたくなるほど美味しいのです。この料理は、奴隷制度があった時代、奴隷にされていた人々が、肉その物を食べることができなかったので、豆の中に豚や牛の内蔵を入れて食べていた物の名残なのです。これがブラジルを代表する料理になるというのも、ブラジルの多様性の表れなんでしょうね。

ブラジルの食べ物は多くの日本人の口に合うので、ぜひ一度トライしてみて下さいね!!