2018.6.30【ベルギーの言語】

【ベルギーの言語】

こんにちは!日本代表サッカーチーム、決勝トーナメント進出おめでとうございます。賛否両論あるポーランド戦でしたが、個人的には格好に拘らず泥臭く結果に拘った、素晴らしい判断だと思いました。

さて、次はベルギーですね。かなりの手ごわい相手のようですね。

突然、サッカーとは関係ありませんが、皆さんはベルギーでは何語が使われているかご存知でしょうか?実は、今回調べるまで私も知りませんでした。(多言語語学教室に勤めながら情けない・・・・。)

正解は「オランダ語」、「フランス語」です。(一部ではドイツ語)

ヨーロッパでは、複数言語が話されている国は珍しくありませんが、ベルギーもそんな国の一つです。話されている言語は話者人口が多い順からオランダ語、フランス語、ドイツ語。

そして、なんと、「言語境界線」なるものが、公式に設定されているそうです。北部は公用語がオランダ語(フラマン語)で、南部のワロン地方はフランス語が公用語です。ちなみに首都のブリュッセルは2言語併用地域とされていますが、住民の8割はフランス系でフランス語話者が圧倒的に多いそうです。

歴史的には、オランダ語話者とフランス語話者で色々な対立があり、力関係も時代時代で常に入れ替わっているそうです。

サッカーワールドカップの話しに戻りますが、選手達は何語でコミュニケーションを取るのでしょうか。非常に気になりました。例えば、フランス語話者はスペイン語やイタリア語などのロマンス諸語の人とは、通じ合えると思いますが、ゲルマン語系のオランダ語話者とは、語学の知識無しに通じ合えないと思うのです。

この場合、歴史的な対立を背景としている両言語エリアの選手達はどうコミュニケーション言語を決めているのか、非常に気になるところです。

ご存知の方がいらっしゃれれば、是非教えてください。

 

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