2023.8.17【こんにちは、から始めよう!】スペイン語の挨拶をご紹介

スペイン語に興味を持ち始め、話そうと思うと一番最初に通るのが「あいさつ」です。
本記事では、挨拶の基本について場面ごとにご紹介。
挨拶はコミュニケーションの基本でありながら一言から関係を作れる大事な要素です。
基本からしっかりと学んでいきましょう。

基本の挨拶

基本の挨拶

まずはスペイン語における基本に挨拶についてみていきましょう。

¡Hola! (オラ)

¡Hola!はスペイン語での基本的でかつさまざまなシーンで使うことができる万能な挨拶フレーズ
日本語に置き換えると、「やぁ」「こんにちは」にあたり、英語に置き換えると「Hi」「Hello」にあたります。スペイン語は「H」の発音はしない言語になりますので、発音としては「オラ」になります。

¡Chao! (チャオ)

¡Chao! はスペイン語の別れ際の挨拶に使うフレーズです。
ただし、この2つのフレーズに関してはとても砕けた言い回しになっておりますので、かしこまったシチュエーションや目上の人などに対して使う場合は下記の時間に合ったフレーズを使用しましょう。

¡Buenos días! (ブエノス ディアス)

こちらは午前中に使う挨拶のフレーズになります。日本語でいうところの「おはよう」にあたります。
Buenoはスペイン語で「良い(Good」」にあたり、díaは「1日」になります。時間帯としては朝から12時までが一般的となっています。

¡Buenos tardes! (ブエノス タルデス)

こちらは午後になってから使う挨拶のフレーズ。日本語でいうところの「こんにちは」にあたります。
時間帯としては12時から夜の8時頃まで使えるフレーズとなっています。

¡Buenos noches! (ブエノス ノチェス)

こちらは夜になってから使う挨拶のフレーズ。日本語でいうところの「こんばんは」にあたります。
時間帯としては夜の8時から明け方までに使えるフレーズです。

¡Hasta mañana! (アスタ マニャーナ)

こちらは別れの際に使える挨拶で、日本語でいうところの「また明日」にあたります。
Mañanaは「明日」という意味で、次の日に会うことがわかっている場合にはこの¡Hasta mañana!を使いましょう!

¡Hasta luego! (アスタ ルエゴ)

こちらは英語の「See you」のように次いつ会うかは決まっていない場合などに使用しましょう!Luegoは「後で」という意味があり、またね!といった表現になります。

これらがまずは覚えておきたい基本挨拶のフレーズになります。

初対面の挨拶

初対面の挨拶

初対面の相手に使えるフレーズとして、どんなフレーズがあるかを見ていきましょう!

¡Mucho gusto! (ムーチョ グスト)

これは日本語でいうところの「初めまして」にあたるフレーズです。

¡Encantado! / ¡Encantada! (エンカンタード・エンカンターダ)

こちらはあなたが男性か女性かによって使うフレーズが異なります。男性の場合は¡Encantado!、女性の場合は¡Encantada!を使いましょう。スペイン語には単語それぞれにも男性と女性といった性別があり、男性の場合は語尾が「-o」女性の場合は語尾が「-a」になります。

Soy 〇〇 (ソイ 〇〇)

こちらは自己紹介をする際に使うフレーズになります。Soy + 自分の名前で「私の名前は〇〇です。」となります。この言い方は少し砕けた言い方にはなりますが、おおかたこの言い方で問題はないでしょう。日本では苗字を名乗るのが一般的ですが、海外では下の名前で名乗るのが一般的です。なので、仮に名前が佐藤太郎さんであれば、Soy Taro.と名乗りましょう!

Me llamo 〇〇 (メ ジャモ 〇〇)

こちらも上のSoy 〇〇と同じ意味にはなりますが、少しフォーマルな言い方になります。なので、初対面や目上の人に対してはこの言い方を使いましょう!Llamoの原形はLlamarという単語で「〜と呼ぶ」と言う意味があります。

Soy de 〇〇 (ソイ デ 〇〇)

こちらは自分の出身を伝える際に使うフレーズです。仮に、「日本から来ました」のような形で言いたい場合はSoy de Japón. (ソイ デ ハポン)となります。スペイン語では「J」の発音はジャ・ジ・ジュ・ジェ・ジョではなく、ハ・ヒ・フ・ヘ・ホとなるので注意!相手の出身を聞きたい場合は¿De dónde eres? (デ ドンデ エレス)となります。

¿Cómo se llama usted? (コモ セ ジャマ ウステ)

こちらは相手の名前を伺う際に使うフレーズです。この言い回しは丁寧な言い方なので初対面の場合はこの言い方がベター!ラフに言いたいのであれば、¿Cómo te llamas?(コモ テ ジャマス)になります。

¿A qué te dedicas? (ア ケ テ デディカス)

こちらは相手の仕事は何をしているか?を聞きたい際に使用するフレーズです。

¿Cuántos años tiene? (クアントス アニョス ティエネ)

こちらは相手の年齢を聞きたい際に使うフレーズです。
日本では相手に年齢を聞くのは失礼なのでは?という風習がありますが、スペイン語圏の人はあまり気にしないので失礼には当たりません。

別れ際の挨拶

別れ際の挨拶

スペイン語でも日本語同様に色々な言い方でのお別れの挨拶があります。お別れの挨拶として使えるフレーズとして、どんなフレーズがあるかを見ていきましょう!

¡Adiós! (アディオス)

¡Adiós! は英語でいうところの「Good bye」にあたるフレーズになります。この言い方は使えるシチュエーションの幅も広く、汎用性があるフレーズです。

Hasta pronto. (アスタ プロント)

Hasta〜 は「また〜まで」といった意味があり、〜の箇所に次に会うまでの期間や時間などの単語を入れることで状況に応じた言い回しになります。Pronto は「すぐ」英語でいう「Soon」という意味がある単語なので、また近々!といった意味合いになります。

Hasta luego. (アスタ ルエゴ)

こちらは「また後で!」といった意味合いになります。Luegoは「後で」英語でいう「Later」にあたります。

Hasta mañana. (アスタ マニャーナ)

こちらはmañanaが「明日」という単語になりますので、「また、明日」といった意味合いになります。例えばまた土曜日であればHasta sábado. になりますね。

Hasta la vista. (アスタ ラ ビスタ)

こちらもよく会話で出てくるフレーズで、「また、会う日まで」と次の予定が未定の際に有効な便利フレーズになります。

¡Cuídate! (クイダテ)

こちらは日本語でいうところの「気をつけてね!」にあたるフレーズです。上記のフレーズと組み合わせて使ったりするものになります。

Ya me voy. (ジャ メ ボイ)

こちらは、自分がもう行くことを相手に知らせるフレーズになります。日本語でいう「もう行かなくちゃ」と言ったニュアンスになります。他にもTengo que irme. などの言い方をしたりします。

そのほか覚えておくと便利な言葉(相槌)

Sí. (シィ)

こちらは、シンプルに肯定する際に使う表現。英語でいうところの「Yes」にあたります。スペイン語には肯定の相槌の際にはこの「Sí」がよく出てくるので、他のフレーズも見ていきましょう!

¿Sí? (シィ)

こちらは先程のSí.の前後にクエスチョンマークが付くことで語尾の発音が変わります。語尾を上げることで「そうなの?」といった意味になります。

Sí, sí, sí. (シィ シィ シィ)

Síを3つ連続で言うことで、日本語でいう「そうそう」にあたる相槌になります。

Que sí. (ケ シィ)

Queをつけることでしつこく聞かれたりしている場合に「だからそうだと言ったでしょ。」のようなニュアンスの言葉になります。

¿En serio? (エン セリオ)

こちらは「本当に?」と相手に聞き返す時などに使う相槌になります。英語でいうところの「Really?」にあたる言葉ですね。

¿Qué? (ケ)

こちらは相手が言ったことなどに対して聞き返す時などに使えるフレーズです。聞き取れなかった場合や意味が理解できなかった時などに便利なフレーズですね。

¿Cómo? (コモ)

こちらは日本語でいうところの「なんだって?」にあたる言葉で相手の言ったことに対して驚いた場合や聞き返す場合などに使うフレーズになります。

Vale. (バレ)

この言葉は日々飛び交っているフレーズになり、英語でいうところの「OK」にあたるフレーズです。この言葉を疑問形にすることで、相手が自分の言っていることなどを理解しているか確かめるときにも使えます。

¿Está bien? (エスタ ビエン)

こちらは「大丈夫?」と言った意味になります。色々な場面で使われていますが、「これで大丈夫か?」と相手に確認をする際などに使われます

まとめ

いかがでしたでしょうか?その他にもスペイン語には様々なフレーズがありますが、よく出てくる頻出フレーズだけでも抑えておけると良いでしょう!日本語と違い、スペイン語は発音や表情なども豊かで生き生きとした言語です。最初はこういった基本的なフレーズを覚えてみましょう!

また、スペイン語にはそれぞれの名詞に性別があったり、時制の概念も多く存在したりもするので、学び甲斐のある言語です。

この記事の執筆者

鹿島 龍太朗

高校時代はカナダの現地校で生活をし、帰国後上智大学外国語学部スペイン語学科にてスペイン語を修学。 0からスペイン語の概念や基礎文法などをその人のレベルに合わせながらお手伝いします。 初学者の方でもわかりやすいように教えることができますので、一緒に学んでいきましょう!