2023.8.17スペイン語の数字をご紹介

挨拶に続き、スペイン語の基本を抑える上で大事な「数字」。
会話をするため、お買い物をするために必須の知識となるので、反復してしっかりものにしていきましょう。

スペイン語の数字は2種類

スペイン語の数字はまず2種類あるということを抑えましょう。英語でも同じように単純な数字を表す「基数」、順番を表す「序数」が存在します。基本的にはまず「基数」である数字を覚えていきましょう。基数と序数では数字を置く場所が異なり、単語も違う単語になりますので、それぞれ解説していきます。

基数とは

基数とは前述したとおり、単純な数字を表します。具体的には、基数は主に形容詞として使われます。配置する場所としては原則として名詞の前に配置しますが、数そのものとして表す場合は名詞としての扱いになります。「基数」は数量を表す言葉として、日常生活でよく出てくる数字になります。

形容詞として利用する場合の例

2冊の本・・・Dos libros

4匹の犬・・・Cuatro perro

名詞として利用する場合の例

数字の5・・・el número cinco

ただし、数字の1(Uno)に関しては、男性名詞の前では「un」、女性名詞の前では「una」になるので注意が必要です。

1冊の本・・・Un libro

一軒の家・・・Una casa

序数とは

序数とは、順番を表す数詞になっており、1番目、2番目などの時に使う数字になります。また、序数はスペイン語の形容詞と同様に、男性・女性・単数・複数の形があり、名詞の性と数に合わせる必要があります。よく使われるシーンとしては物ごとを説明する時などに使用する「第1に、第2に・・・」と順序立てて説明するときや建物の階数などでも使われます。

スペイン語の序数に関しては、1〜10番目まではよく使われるのですが、11以上の数字になると序数としての言い方は存在しますが、あまり使われないのが実情です。11以上の場合は基数として表現されることが多いので、1〜10番目までの言い方は必須で覚えましょう!

基数の数え方

それでは基本的な「基数」の数え方から見ていきましょう。

0 Cero (セロ)

1 Uno (ウノ)

2 Dos (ドス)

3 Tres (トレス)

4 Cuatro (クアトロ)

5 Cinco (シンコ)

6 Seis (セイス)

7 Siete (シエテ)

8 Ocho (オチョ)

9 Nueve (ヌエべ)

10 Diez (ディエス)

11 Once (オンセ)

12 Doce (ドセ)

13 Trece (トレセ)

14 Catorce (カトルセ)

15 Quince (キンセ)

15まではそれぞれの数字に対して固有の単語がある形になります。それに対して16〜19までは10+6のような形で表現するので反復内容になっています。

16 Dieciséis (ディエシセイス)

17 Diecisiete (ディエシシエテ)

18 Dieciocho (ディエシオチョ)

19 Diecinueve (ディエシヌエベ)

それでは次は20〜29までの数字を見ていきましょう。21〜29も先程の16〜19の法則と同じように20+○のようになりますが、20(Veinte)の最後のeの部分が「i」に変化するので、そこに注意しましょう!

20 Veinte (ベインテ)

21 Veintiuno (ベインティウノ)

22 Veintidós (ベインティドス)

23 Veintitrés (ベインティトレス)

24 Veinticuatro (ベインティクアトロ)

25 Veinticinco (ベインティシンコ)

26 Veintiséis (ベインティセイス)

27 Veintisiete (ベインティシエテ)

28 Veintiocho (ベインティオチョ)

29 Veintinueve (ベインティヌエべ)

ここまでが0〜29の数え方になります。30以降の30〜99の数え方としては、十の位と一の位の数字を「y(イ)」を使って繋げることで表現ができます。

十の位 + y + 一の位

まずは十の位を表す単語を見ていきましょう。

30 Treinta (トレインタ)

40 Cuarenta (クアレンタ)

50 Cincuenta (シンクエンタ)

60 Sesenta (セセンタ)

70 Setenta (セテンタ)

80 Ochenta (オチェンタ)

90 Noventa (ノベンタ)

上記の十の位に対して、仮に32であれば「30+y+2」になるので、Treinta y dos ということになります。

100 Cien (シエン)

101 Ciento uno (シエント ウノ)

200 Doscientos (ドスシエントス)

300 Trescientos (トレスシエントス)

400 Cuatrocientos (クアトロシエントス)

500 Quinientos (キニエントス)

600 Seiscientos (セイスシエントス)

700 Setecientos (セテシエントス)

800 Ochocientos (オチョシエントス)

900 Novecientos (ノベシエントス)

1000 Mil (ミル)

2000 Dos mil (ドス ミル)

1万 Diez mil (ディエス ミル)

10万 Cien mil (シエン ミル)

100万 Un millón (ウン ミリョン)

1000万 Diez millones (ディエス ミジョネス)

1億 Cien millones (シエン ミジョネス)

 

序数の数え方

それでは基本的な「序数」の数え方から見ていきましょう。

0番目 Cero (セロ)

1番目 Primero (プリメロ)

2番目 Segundo (セグンド)

3番目 Tercero (テルセロ)

4番目 Cuarto (クアルト)

5番目 Quinto (キント)

6番目 Sexto (セクスト)

7番目 Séptimo (セプティモ)

8番目 Octavo (オクタボ)

9番目 Noveno (ノベノ)

10番目 Décimo (デシモ)

ここまでが口語体ではよく出てくる0〜10番目までの序数になります。

11番目 Undécimo (ウンデシモ)

12番目 Duodécimo (ドゥオデシモ)

13番目 Decimotercero (デシモテルセロ)

14番目 Decimocuarto (デシモクアルト)

15番目 Decimoquinto (デシモキント)

16番目 Decimosexto (デシモセクスト)

17番目 Decimoséptimo (デシモセプティモ)

18番目 Decimoctavo (デシモオクタボ)

19番目 Decimonoveno (デシモノベノ)

20番目 Vigésimo (ビヘシモ)

21番目 Vigésimo primero (ビヘシモプリメロ)

30番目 Trigésimo (トリヘシモ)

40番目 Cuadragésimo (クアドラヘシモ)

50番目 Quincuagésimo (キンクアヘシモ)

60番目 Sexagésimo (セクサヘシモ)

70番目 Septuagésimo (セプトゥアヘシモ)

80番目 Octogésimo (オクトヘシモ)

90番目 Nonagésimo (ノナヘシモ)

100番目 Centésimo (センテシモ)

これはどっちの数字?

これまでに「基数」と「序数」についての数え方と概念を学んできました。それでは実際に具体例を用いて練習してみましょう!

3人の男の子・・・Tres niños

3番目の男の子・・・El tercero niño

32歳・・・Treinta y dos años

2階・・・Segunda planta

2回・・・Dos veces

5時15分・・・Cinco y cincuenta またはCinco y cuarto (4分の1という意味のcuarto)

7月1日・・・El uno de julio

これらのように基本的には数字が使われるシーンでは「基数」が多く使われますが、順番や階数などの場合は「序数」を使うということを覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?スペイン語の数字には奇数と序数の概念があり、それぞれで言い方も異なるので覚えるのが少し大変ですが、大きな数字に関しては法則さえ掴んでしまえば簡単に習得することができます。

イメージとしては1〜10までの数字は必須で日常でも頻出する単語。100まで覚えることができれば買い物などの日常生活では困ることがありません。

数字はどの言語でも必ず出てくる重要な部分になりますので、リズムに合わせて覚えるなど工夫して覚えてみましょう!

この記事の執筆者

鹿島 龍太朗

高校時代はカナダの現地校で生活をし、帰国後上智大学外国語学部スペイン語学科にてスペイン語を修学。 0からスペイン語の概念や基礎文法などをその人のレベルに合わせながらお手伝いします。 初学者の方でもわかりやすいように教えることができますので、一緒に学んでいきましょう!