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2020.3.27アントニーナ先生のロシア・ウクライナ情報局《ロシア語の初級者へのおすすめのテキスト》

皆さん、こんにちは。Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ! )ロシア語初級者おすすめテキスト欧米・アジア語学センター、ロシア語講師のアントニーナです。

ロシア語の名詞にはドイツ語のように、男性、中性、女性名詞があり、6つの格変化が伴います。今日のトピックスは、「ロシア語の初級者へのおすすめのテキスト」です。
ロシア語の入門レベルであるアルファベット、基礎発音等をクリアして、次のステップアップとして重要なのは、「基礎文法」になります。ロシア語の文法は中級、上級になればなるほど、独特で複雑ですので、この初級者レベルの文法の理解度と定着度が今後のロシア語の進度を完全に左右することになります。

動詞も複雑で、活用形と複数の格があります。ただ、名詞にも動詞にも規則や変則がありますので、その法則さえ身についてしまえばその後の習得がとても楽になります。

その複雑なロシア語の文法の習得の手助けとしてくれる私のおすすめのテキストが、「ロシアへの道 ロシア語教科書2 基礎編」です。
そうです、前回のブログでご紹介したテキスト「入門編」の続編です。例文や読解文には、ロシア語圏の社会文化などのトピックスが盛り込まれていますので、実際に応用して使える内容が含まれています。入門編と同じく、格変化や人称変化などの法則も、図版で解るように工夫されていますので、

見て、読んで覚えられるようになっています。全7課となりますが、1課につき3〜4時間のレッスンと自宅での宿題とした進度で無理なく進められます。

基礎編では、例文や読解文を呪文のように声に出して反復する練習をすることにより、自然に暗記し、慣れていきます。全7課を終えると、ようやく日常会話を少しずつできるレベルに到達し、ちょうどロシア語を使う(アウトプットする)ことが楽しくなってくる頃です。ただ以前のブログでも書きましたように、生徒さんによってはスランプの段階に入り始める頃でもありますので、気を楽にして取り組んでいくことが大切です。

ロシア語を学ばれる皆さん、入門レベルをクリアして基礎〜中級レベルになるに従い、1課を何度も繰り返して継続していくことがマスターへの近道ですので、辛抱強く続けてくださいね。
それでは、次回まで。До свидания! (ダスビダーニャ! それでは、また!)

ロシア語・ウクライナ語講師 筆者 荻野アントニーナ

ロシア語・ウクライナ語講師 筆者 荻野アントニーナ