この記事の目次
食あたり(食中毒)とは?
食あたり(食中毒)とは、細菌やウイルスなどの有毒な物質を摂取することにより、下痢や吐き気、発熱などの症状が現れることをさします。
「海外旅行中にピンポイントで体調が悪くなることはない」と思うかもしれませんが、旅先で下痢になる人が70%にも及ぶ地域もあるのです。日本と海外では衛生環境が異なるため、前もってトラベル用の医療セットを用意しておくといいでしょう。
「具合が悪くなったら海外で薬を買おう」と思う方もいるかもしれませんが、海外ではニセ薬が横行している地域や言語によってうまく症状を伝えられない可能性もあります。
できるだけ普段から飲んでいる薬や、日本で売られている薬を持参した方が安心できるはずです。
食あたり|海外に持っていきたい薬 7選
食あたりに効く市販の薬を厳選して7つご紹介していきます。
- 1.【下痢止め薬】エクトール赤玉
- 2.【下痢止め薬】新タントーゼA
- 3.【下痢止め薬】ストッパ下痢止めEX
- 4.【整腸剤】正露丸
- 5.【整腸剤】新ビオフェルミンS錠
- 6.【整腸剤】パンラクミン プラス
- 7.【整腸剤】ビオスリーHi錠
ただし原則として、下痢止めは感染性腸炎の病原体を体内に停滞させてしまうため、できるだけ使わない方がいいでしょう。外出中にトイレの回数を減らしたり、周りへの感染を防いだり、緊急時に使用してください。
薬は用量・用法を守って正しく使用し、自身の体に合った下痢に対応できる抗生物質については、かかりつけ医やトラベルクリニックに相談してください。
それでは、海外に持っていきたい市販薬をみていきましょう。
1.【下痢止め薬】エクトール赤玉
効果効能:下痢、消化不良による下痢、食あたり、はき下し、水あたり、くだり腹、軟便、腹痛を伴う下痢
殺菌作用や鎮痛作用など5つの成分が下痢・食あたりに効果を発揮します。
暴飲暴食・寝冷え・ストレスなどの原因で起こる下痢に有効です。
3歳から使える、のみやすい小粒の錠剤です。
2.【下痢止め薬】新タントーゼA
効果効能:下痢、腹痛を伴う下痢、消化不良による下痢、食あたり、はき下し、水あたり、くだり腹、軟便
細菌性の下痢や腸内の異常な発酵による下痢に効果があります。
消化管のけいれんによる下痢の腹痛に対して、鎮痛効果があります。
胆汁の分泌を促進して脂肪の消化を助けます。
3.【下痢止め薬】ストッパ下痢止めEX
効果効能:腹痛を伴う下痢、下痢、消化不良による下痢、食あたり、水あたり、はき下し、くだり腹、軟便
突発性の下痢や痛みを伴う下痢によく効きます。
水なしで飲めるので、会議中や電車の中など場所を選ばずに飲めます。
腸の異常収縮を抑え、腸内での便の移行スピードを抑えます。
4.【整腸剤】正露丸
効果効能:軟便、下痢、食あたり、水あたり、はき下し、くだり腹、消化不良による下痢、むし歯痛
腸のぜん動運動を正常に戻し水分量を調整することで、下痢などの症状を改善する働きがあります。
通勤・通学中の突発的な下痢や軟便にも素早く対応できます。
5.【整腸剤】新ビオフェルミンS錠
効能効果:整腸(便通を整える) 、軟便 、便秘 、腹部膨満感
ヒト由来の3種の乳酸菌が配合された整腸剤です。
それぞれの乳酸菌には、整腸効果を高める働き・腸内環境を整える働き・有害菌を抑える働きがあります。
6.【整腸剤】パンラクミン プラス
効果効能:整腸(便通を整える)、腹部膨満感、便秘、軟便
緑麦芽由来の植物性乳酸菌が、悪玉菌を減少させます。
腸のリズムを整え、スムーズな排便を促し、バランスの良いキレイな腸内環境を作ります。
子供から高齢者まで、さらに妊娠・授乳期の女性も服用できます。
7.【整腸剤】ビオスリーHi錠
効能効果:整腸(便通を整える) 、便秘、軟便、腹部膨満感
3種の活性菌が配合された整腸剤です。
それぞれの活性菌には、腸内フローラを整える働き・大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促す働き・酪酸菌を増やす働きがあります。さらに、善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きも期待できます。
急性期の便秘、軟便など、日ごろの腸内ケアに役立ちます。
海外で薬を服用する方法
日本から薬を持っていく方法と、現地購入の方法を紹介します。
日本から薬を持っていく
海外に日本の薬を持っていく際に、いくつか注意点があるので確認しておきましょう。
個人使用目的であれば、一般的に薬を機内に持ち込むことができます。薬は内容がわかるように元のパッケージのまま携帯し、必要な量に留めましょう。
また、処方された薬の場合は、薬剤の商品名および薬剤名が記載された処方箋のコピーとその翻訳文を携行しておくのをおすすめします。
一般的ではない薬は、渡航先への持ち込みが認められないこともあります。前もって目的地の大使館や領事館に確認しておくと安心です。
海外の薬局で購入する
海外で急な体調不良に見舞われた際、現地の薬局で必要な薬を購入することもあるかもしれません。
しかし、基本的に日本語表記の商品は置いていないため、どの商品を購入したらいいのか分からずに困ることもあるでしょう。焦っている状況でも適切に症状を伝えられるように、ある程度の英語(もしくは現地語)の単語やフレーズを覚えておくのがおすすめです。
本スクールでは、英語や中国語、韓国語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、タイ語、ヒンディー語などさまざまな言語をプロの講師がマンツーマンで教えます。
海外滞在中の飲食で注意する6つのポイント
海外と日本では、食生活や調理法などの違いによって体に合わないという人もいますが、根本的には衛生面の問題で食あたり(食中毒)を起こすことも多いです。
そのため、海外では口に入れるすべての飲食物に十分な注意を払って、細菌やウイルスなどが体内に入り込まないようにしましょう。
海外で食あたりにならないために注意したい6つのポイントをご紹介します。
1.手指を洗う・除菌する
清潔な水と石鹸で手を洗うようにし、特に食事の前には手洗いと消毒を意識づけましょう。手指の消毒には、アルコールベースのハンドジェル(アルコール成分60%以上のもの)を使ってください。
2.飲料水はボトル入りのミネラルウォーターや沸騰させた水を選ぶ
生水や水道水を飲んではいけません。飲み水は3〜5分間沸騰させるか、密閉されたボトルに入っているミネラルウォーターを飲みましょう。
また、水が汚染されている地域では、シャワーの水が口や目に入らないように注意し、水道水で歯を磨くのも控えます。
3.口に入る氷に注意する
水道水を凍らせて氷を作っていることもあるため、信頼できる飲食店以外では氷入りのジュースやお酒、アイスなどは避けましょう。
4.屋台の食べ物は避ける
屋台で売られている食べ物は、衛生管理に問題がある場合もあります。日本の衛生基準や屋外環境と異なるため、安全とはいえません。
屋台や非衛生的な場所で売られている食べ物を食べたりするのは避けましょう。
5.肉や魚はよく火が通っているものを食べる
肉や魚介類は、十分に加熱されているか確認してください。日本ではお刺身などで生魚を食べる文化がありますが、海外では生食を想定していないことがほとんどです。生の食材は菌が繁殖しやすいため、必ず加熱された食材を食べましょう。
また、生卵や加熱殺菌されていない乳製品なども避けた方が無難です。
6.フルーツやサラダを避ける
皮付きのフルーツは、清潔なハンカチなどで汚れをとったり、清潔な飲料水で洗ったりしてから皮を剥きます。そして皮をむいたらすぐに食べましょう。信頼できる飲食店以外ではカットフルーツを避けた方が安全です。
また、サラダは水道水で洗っていることも多いので、食べない方がいいでしょう。
まとめ
海外での食あたり(食中毒)に効く、日本の市販薬をご紹介しました。
日本と海外では飲食店の衛生基準が異なります。また、日本の水道水は飲み水として利用できますが、海外で水道水をそのまま飲める国は非常に少ないです。
海外旅行や海外赴任先で口にする食べ物・飲み物には細心の注意を払うことをおすすめします。
そして、海外で食あたりになってしまったときのために、日本から薬を持って行ったり英語で症状を伝えられるように勉強したり、事前に準備をしておくといいでしょう。
この記事の監修者プロフィール
欧米アジア語学センター編集部
ネイティブ講師を中心に、各言語100名を超える経験豊富なプロフェッショナル講師が在籍しています。 当校では、短期間で効率的に語学を習得していただく事を重視して、「わかりやすい日本語で、論理的に教える事ができる」事が講師に求められています。 特に英語以外の言語は、初めて学ぶ方が多く、習得まで与えられる時間が多くない事から必須のスキルだと考えます。また、受講者様のニーズをしっかりキャッチして、それをレッスン内容に反映する能力=コミュニケーション能力を講師に要求しています。 教授メソッドの再現性が求められる画一的・マニュアル的な大手スクールとは違う、オーダーメイドのスクールならではレッスンをご提供しております。