この記事の目次
【海外出張前〜入国】海外の取引先と日程調整・訪問準備
まずは、海外の取引先に訪問するまでのシーンをみていきましょう。クライアントとの日程調整、空港やホテルで使える英語表現を紹介します。
日程調整(アポイント)で使える英語表現
海外出張は、クライアントとの日程調整から始まります。アポイントを取得する際には、日時だけでなく、どのような用件でアポをとるのか伝えることが重要です。
以下の英語フレーズを組み合わせながら対応しましょう。
・I would like to give a presentation of our new product.
(新しい製品のプレゼンをさせていただきたいと思います。)
・I would like to make an appointment with you to ~ at your office.
(御社で~のためのアポイントメントを取りたいのですが。)
・When will be convenient for you?
(いつご都合がよろしいですか?)
・Please let me know a convenient time for you.
(都合の良い日を教えてください。)
・If it is convenient for you, I will visit you on January 22nd at 3pm.
(もし都合がよろしければ、1月22日の午後3時にお伺いさせていただきます。)
・It will be my pleasure to meet you on the 22nd of next month.
(来月22日にお目にかかれますことを楽しみにしております。)
相手がアポイントを忘れてしまって会えない事態を防ぐために、アポイントメントの日が近付いたらリマインダーメールを送信するのも有効です。
飛行機や空港で使える英語表現
海外の空港についたら、入国審査や荷物の手配を全て自分で行わなければなりません。
【入国審査で使える英語フレーズ】
入国審査では渡航目的・滞在期間・滞在先・職業などについて聞かれることが多いです。
・Q:What’s the purpose of your visit?(入国する目的はなんですか?)
・A:(For) Business.(仕事です。)
・Q:How long will you be staying?(滞在は何日間ですか?)
・A1:For a week.(1週間です。)
・A2:For 3days.(3日間です。)
・Q:Where are you staying?(どこに滞在しますか?)
・A:at the ◯◯ Hotel.(◯◯ホテルに泊まります。)
・Q:What’s your occupation?(職業は何ですか?)
・A1:I’m an office worker.(会社員です。)
・A2:I’m working for a <Japanese pharmaceutical/trading> company.
(日本の<製薬会社/商社>に勤めています。)
聞き取れなかった場合はもう一度言ってもらいましょう。
・Say that again, please?
(もう一度言ってください)
・Can you speak more slowly, please?
(もうちょっとゆっくりお願いします。)
【機内で使える英語フレーズ】
・Excuse me. Where is my seat?
([客室乗務員に搭乗券を見せながら]すみません。私の席はどこですか?)
・Q:Would you like something to drink?
(何かお飲みになりますか?)
・A1:Can I have a hot coffee?
(コーヒーをもらえますか?)
・A2:No thank you.
(結構です。)
人に話しかける時は、基本的に「Excuse,me」と声をかけてから、「Can I〜?」「Can you〜?」を使います。
移動やホテルで使える英語表現
タクシーで移動したり、ホテルを利用する際の英語表現をチェックしましょう。
【タクシーで使える英語フレーズ】
海外出張先でタクシーに乗って移動することもよくあります。
・Could you take me to the 〇〇 Building?
(〇〇ビルまでお願いできますか?)
・I’m going to the ◯◯ Hotel.
(◯◯ホテルに行ってください。)
・Can I pay by credit card?
(クレジットカードで支払えますか?)
・May I have a receipt, please?
(領収書をもらえますか?)
また、海外ではチップを渡す習慣があります。タクシー運転手にチップを渡す際は、料金の10%から20%が一般的です。
通常の料金にチップ分を上乗せして運転手に渡し「Keep the change.(おつりは結構です。)」と伝えるとスマートかもしれません。
【ホテルにチェックインするときの英語フレーズ】
チェックイン時には、予約確認書や予約確認メールを必ず提示しましょう。「 I’d like to check in , please.(チェックインしたいのですが、お願いします。)」と伝えながら見せれば、時間を大幅に短縮できます。
・Hello, I’d like to check in, please.
(こんにちは、チェックインをお願いします。)
・Q:Do you have a reservation?
(ご予約はされていますか?)
・A:Yes, it’s under Taro Yamada.
(はい。山田太郎の名前で予約しています。)
そのほかによく使うフレーズには、以下のようなものがあります。
・What is the check-out time?
(チェックアウトは何時ですか?)
・Where can I have breakfast?
(朝食はどこで食べられますか?)
・Can you call a taxi for me, please?
(タクシーを呼んでもらえますか?)
・Does anyone speak Japanese?
(日本語の話せるスタッフはいますか?)
・Can I change rooms?
(部屋を変えてもらえますか?)
・Can you keep my luggage until the check-in time?
(チェックインまで荷物を預かってもらえますか?)
【海外出張先】取引先との挨拶・雑談・コミュニケーション
海外出張先で取引先を訪問した際に使える英語表現を紹介します。
受付・初対面で使える英語表現
受付に行ったら、 先ずは名乗りましょう。
・Hello, my name’s <Taro Suzuki> from <◯◯Corporation>.
(こんにちは。<◯◯株式会社>の <鈴木太郎> と申します。)
・I have an appointment with <your marketing manager> <Mr. Smith> at < 3 o’clock>.
(<マーケティングマネージャー> の <スミス> さんと <午後3時> に約束をしているのですが。)
・I’m visiting about <the project in Japan>.
(<日本でのプロジェクト>についてお伺いしました。)
次に、初対面の自己紹介で使える英語表現を紹介します。
・How do you do? I’m<Taro Suzuki> .
(初めまして。<鈴木太郎>です。)
・Excuse me, are you <Mr. Smith>? Nice to meet you. I’m <Taro Suzuki>.
(すみません。マークさんですか?お会いできてうれしいです。<鈴木太郎>です。
・Pleased to meet you.
(お会いできてうれしいです。)
・Let me introduce myself. I’m in charge of <the marketing department>.
(自己紹介させてください。私は<マーケティング部門>の責任者です。)
雑談で使える英語表現
・What project are you working on?
(どんなプロジェクトに関わっているのですか?)
・I’m working on <the ◯◯ project> at the moment.
(今は<◯◯・プロジェクト>に従事しています。)
・It’s <hot> today, isn’t it?
(今日は<暑い>ですね?)
・That would be nice /great /wonderful.
(それは良い/素晴らしいですね。)
・I’d (I would) love to.
(是非お願いします。)
お礼や感謝をするときに使える英語表現
商談や打ち合わせの最後に、お礼の言葉を伝えると好印象です。
・We’ve (We have) had a wonderful time.
(素晴らしい時間でした。)
・ I hope it was useful.
(お役に立っていたら嬉しいです。)
・ I’m glad you found it interesting.
(楽しんで頂いて嬉しいです。)
・Give me a call next time you are in <Tokyo>.
(次回<東京>にいらしたときは連絡をください。)
帰国後に、メールであらためて感謝を伝えてもいいでしょう。
海外出張に向けて英会話を練習する方法 5選
海外出張に向けて英会話力をレベルアップさせるために、どのような方法があるでしょうか。
1.動画サイトを視聴する
2.テキストで勉強する
3.スマホアプリで勉強する
4.英会話カフェに通う
5.英会話スクールに通う
人それぞれ自分に合う勉強法は違います。しかし、できるだけ英語に触れる時間を増やすことで上達が早まるので、5つの方法の中から複数を組み合わせてみるのもおすすめです。
特に、「インプットしたらアウトプットする」ことを意識することで、英会話力が効率よく身につきます。
1.動画サイトを視聴する
日頃からYouTubeなどの動画サイト(動画配信サービス)を使う習慣があるなら、英語学習も動画で行うのが向いています。通勤時間や昼休み、帰宅後のリラックスタイムを活用して、ビジネス英会話を視聴してみましょう。
もし、YouTubeのおすすめなどに英会話以外の動画が出てきて気が外れてしまう場合は、英語学習専用のアカウントを作成するのもおすすめです。
ほかにも洋画や海外ドラマで英語を学びたい方は、NetflixやHuluを英語音声・英語字幕に設定してみるといいかもしれません。
ストーリーを楽しみながら英会話に耳を慣れさせることができるため、コミュニケーションで使うような英語のフレーズを覚えることができます。
2.テキストで勉強する
テキスト本は英語知識をインプットするのに適したツールです。英語のフレーズやビジネス英語の勉強として使ったり、辞書として持っておくのもおすすめ。
書店に行けばビジネス英語を勉強するための本がたくさん並んでいます。気になる本を何冊も買うと、どれも中途半端に終わってしまうかもしれません。自分の目的にあった本を1,2冊購入し、とことんやり切るようにしましょう。
また、CDやダウンロード版音声がついている本もあり、自分のペースで勉強できるのもメリットです。
【ビジネス英語学習におすすめの書籍】
・ビジネス英語4週間集中プログラム(出版社:ダイヤモンド社)
・10億人に通じる! やさしいビジネス英会話(出版社:NHK出版)
・会話もメールも 英語は3語で伝わります(出版社:ダイヤモンド社)
・英語のプレゼン 直前5日間の技術(出版者:アルク)
・データベース3000 基本英単語・熟語(出版社:桐原書店)
3.スマホアプリで勉強する
ゲーム感覚であれば、英語学習が継続しやすくなるでしょう。
スマホのアプリストアで「ビジネス英語」などのキーワードで検索すれば、さまざまなアプリが出てきます。レビューなどを参考にしながらアプリをひとつ選び、隙間時間を有効に使ってみましょう。
また、英会話アプリは単語の勉強が中心になることが多いので、基礎の勉強として役立てるといいでしょう。
音声対応のアプリでは、リスニング能力とスピーキング能力も鍛えられます。気軽に海外出張に向けて準備ができるはずです。
4.英会話カフェに通う
英会話カフェは、お店のスタッフやお客さん同士で英会話を楽しめるのが特徴です。グループトークや英会話講師とのマンツーマンなど、英会話を練習する場として活用してみてください。
時間単位で料金が設定されているところが多く、1時間1,000〜3,000円が一般的です。
英会話カフェにはネイティブな人だけではなく、日本人もいます。英会話が流暢な日本人を見ればモチベーションが上がったり、一緒に英語を勉強する仲間も見つかるかもしれません。
5.英会話スクールに通う
海外出張でプレゼンや商談があるなど、本格的なビジネス英語を学びたい場合は、英会話スクールに通って英会話を学びましょう。
英語のコミュニケーションスキルを磨けば、現地の人との親交を深め、交渉やプレゼンを有効に進めることも可能です。また、出張先の地域に関する基本的な文化や情報も、ネイティブな講師に質問することができます。
英会話スクールでは、ビジネス英会話に特化したサービスや、海外出張用のコースを用意していることがあるので、海外出張までの期間が限られている場合でも効率よく学べます。
さらに、仕事でなかなか時間を作れない人におすすめなのが、オンライン英会話の利用です。
まとめ
海外出張で使える英語フレーズをシーン別にご紹介しました。ビジネスでの英会話は失礼のないように意識したいですよね。
欧米・アジア語学センターには、世界各地域のメジャー言語からマイナー言語まで、ネイティブ講師を中心にプロの講師が200名以上在籍しています。
海外出張に役立つ英語習得コースとして、「マンツーマンコース」「オンラインコース」「講師派遣コース」「海外赴任者・ご家族コース」を用意しました。
海外出張までの期間、あなたの英語スキルを飛躍的にアップさせます。まずは無料体験レッスンをお試しください。
この記事の監修者プロフィール

欧米アジア語学センター編集部
ネイティブ講師を中心に、各言語100名を超える経験豊富なプロフェッショナル講師が在籍しています。 当校では、短期間で効率的に語学を習得していただく事を重視して、「わかりやすい日本語で、論理的に教える事ができる」事が講師に求められています。 特に英語以外の言語は、初めて学ぶ方が多く、習得まで与えられる時間が多くない事から必須のスキルだと考えます。また、受講者様のニーズをしっかりキャッチして、それをレッスン内容に反映する能力=コミュニケーション能力を講師に要求しています。 教授メソッドの再現性が求められる画一的・マニュアル的な大手スクールとは違う、オーダーメイドのスクールならではレッスンをご提供しております。