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クレジットカードが海外で必要な理由
「海外旅行に行くならクレジットカードを持った方がいい」と聞いたことはありませんか?
海外では旅行者に対して、身分証代わりとしてクレジットカードの提示を求めることがよくあります。
特に、ホテルではクレジットカードを担保に宿泊を許可するケースもあるため、クレジットカードを持っていないと宿泊先が見つからないこともあるのです。
また、コロナ禍の影響も相まって現金離れが進んでいる国も増えています。「NO CASH」(現金不可)と書かれていて、クレジットカードがないと買い物ができないこともあるかもしれません。
さらに、国や地域によっては偽札が出回っていることもあり、現金の信用性が低い場合もあります。海外に行く際は、トラブルを防ぐためにカードを持っておいた方が安心です。
海外で使えるクレジットカードのおすすめ8選
海外旅行などにおすすめの8種類のクレジットカードを紹介します。
カードの特徴と海外で使いやすいポイントを解説するので、気になるカードがあれば要チェックです!
JCB カード W
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
1.0%〜 |
国際ブランド |
JCB |
海外旅行保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
その他特徴 |
・18~39歳の限定で申し込める若年層向けのカード ・Amazonやセブン-イレブンでのポイント率が高い |
JCBカードWの特徴的なメリットは、39歳までの入会で年会費が40歳以降もずっと無料で、常に買い物のポイントが常に2倍以上になるところです。
利用額1,000円につき2ポイントの還元が基本ですが、Amazonやセブン-イレブンでは4倍、スターバックスでは11倍など、特定のサービスでは非常に高い還元率となっています。
日常的に効率よくポイントが貯まるので、年に1〜2回くらい海外に行く方で国内のクレジット決済も併用したい20〜30代におすすめのクレジットカードです。
エポスカード
年会費 |
永年無料 |
通常ポイント還元率 |
0.5%〜 |
国際ブランド |
VISA |
海外旅行保険 |
最大500万円(自動付帯) ※2023年10月1日〜 最大3,000万円(利用付帯) |
その他特徴 |
・世界38都市の現地デスクで日本語サポート ・10,000店舗の優待でお得 |
エポスカードは、首都圏を中心に展開しているマルイグループのカード事業が発行しているクレジットカードなので、マルイで買い物をよくする方は特にポイントが貯まりやすくてお得です。
大学生や社会人になって上京した方に、初めてのクレジットカードとしてもおすすめです。
現在は自動付帯(クレジットカードを持っていれば自動的に適用される保険)となっていますが、2023年10月1日以降は利用付帯(航空チケットやツアー代金の支払いをクレジットカード払いにした場合に適用される保険)となる点には注意が必要ですが、補償は手厚くなります。
年会費無料のクレジットカードでありながら、海外旅行傷害保険で補償される損害の幅が広いのも特徴的。傷害治療費用や賠償責任、携行品損害などの補償をしてくれます。
楽天カード
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
1.0%〜 |
国際ブランド |
VISA / MasterCard / JCB / American Express |
海外旅行保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
その他特徴 |
・楽天市場でポイントが貯まりやすい ・ポイントの使い道が多い |
楽天カードは年会費永年無料でありながら、海外旅行保険の補償内容も充実しています。さらに、4つの国際ブランドから選べるのもメリットです。
楽天Edyの付帯やApple Pay対応などキャッシュレス派にも嬉しい機能が満載で、老若男女から高い人気を誇るクレジットカードとなっています。
新規入会&利用でもれなく楽天ポイントがもらえたり、貯まったポイントの使いやすさもメリットとなるでしょう。
ライフカード
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
0.5%〜 |
国際ブランド |
MasterCard / Visa / JCB |
海外旅行保険 |
最高2000万円(自動付帯) ※旅行傷害保険付きカード |
その他特徴 |
・誕生月はポイント3倍 ・LIFE DESKで海外旅行をサポート |
ライフカードは年会費永年無料のクレジットカードであり、ライフカード会員限定のショッピングモール「L-Mall(エルモール)」を経由して、旅行予約サイトにアクセスすると、予約時のポイント還元率がアップします。
そして、海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」に電話すると、現地スタッフが「各種交通機関のご案内」「ホテル、レストランのご案内」「通貨為替レートのご案内」などを日本語でサポートしてくれます。
カードの盗難や紛失時の手続きなどのトラブルにも迅速に対応してもらえるので安心です。
入会後1年間はポイント1.5倍、誕生日月はポイント3倍と、還元率の高さも見逃せません。
誕生月に海外旅行を計画している方や、海外旅行先で手厚い日本語サポートを受けたい方におすすめのクレジットカードです。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス®・カード
年会費 |
初年度無料 2年目以降3,300円(税込) ※26歳になるまで無料 |
ポイント還元率 |
1.0%~ |
国際ブランド |
AMEX |
海外旅行保険 |
最高3,000万円(自動付帯) |
その他特徴 |
・永久不滅ポイント海外2倍 ・帰国時の手荷物無料宅配サービス |
セゾンブルー・アメックスは、25歳以下は年会費無料で保有できるクレジットカードです。
年会費無料にもかかわらず「海外利用でポイント還元率2倍」「自動付帯で最高3,000万円の海外旅行保険」「帰国時の手荷物を無料宅配してくれるサービス」など、海外旅行をお得に安心して楽しめる特典がついています。
海外旅行が好きな大学生や新社会人の方におすすめのカードといえるでしょう。
三井住友カード(NL)
年会費 |
永年無料 |
ポイント還元率 |
0.5%〜 |
国際ブランド |
VISA / MasterCard |
海外旅行保険 |
最高2,000万円(利用付帯) |
その他特徴 |
・家族カードは何枚でも無料 ・対象のコンビニ・飲食店でポイントが貯まる |
年会費無料でありながら、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯となっており、事前に旅費などをカード決済しておけば万が一の時も安心です。
また、無料の付帯保険を下記の4種類から自由に選べます。
・旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)
・日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)
・持ち物安心プラン(携行品損害保険)
・ケガ安心プラン(入院保険)※交通事故限定
また、セブンイレブン・ローソン・マクドナルドなどの対象店舗ではポイント還元率が最大5.0%で、貯めたポイントをANAのマイルに交換できるのも魅力的。
三菱UFJカード ゴールドプレステージ
年会費 |
初年度無料 2年目以降は11,000円(税込) |
ポイント還元率 |
0.4%〜 |
国際ブランド |
MasterCard / Visa / JCB / AMEX |
海外旅行保険 |
最高5,000万円(自動付帯) |
その他特徴 |
・空港ラウンジが無料 ・海外アシスタントサービスが利用できる |
三菱UFJカードの中でも、家族特約や国内外の航空便遅延費用までを自動付帯で補償する手厚い旅行傷害保険が魅力です。
また、指定月にはポイント還元率が2倍になる「アニバーサリーポイント」や、ステージ制度によってポイント還元率がアップする仕組みもあります。
年会費は2年目以降が11,000円(税込)ですが、家族カードの発行は枚数の制限無く無料で発行することができるので家族連れにおすすめのクレジットカードです。
JALカード CLUB-Aカード
年会費 |
11,000円(税込) |
ポイント還元率 |
0.5%〜 |
国際ブランド |
Visa / JCB / AMEX 他 |
海外旅行保険 |
最高5,000万円(自動付帯) |
その他特徴 |
・搭乗ボーナス:フライトマイルの25%プラス ・ビジネスクラス・チェックイン利用可能(国際線) |
JALカードは、日常の買い物でJALのマイルをためたい人におすすめのクレジットカードです。通常のJALカードに付帯して、CLUB-AカードはJALグローバルクラブ(JGC)の特別サービスを受けることができます。
年会費は11,000円(税込)ですが、自動付帯で充実した海外旅行保険がついていたり、利用金額に対してもらえるマイルが多かったりするのが魅力です。
もちろんJALグループの飛行機に乗ったときには、豊富なボーナスマイルがもらえます。
海外旅行や海外赴任に最適なカードの選び方
海外旅行や海外赴任におすすめのクレジットカードには、さまざまな種類があり特徴も異なります。
自身に合った最適なカードの選び方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
国際ブランドで選ぶ
クレジットカードには国際ブランドと呼ばれるブランドがあります。国際ブランドは独自の決済システムネットワークを保有しており、ネットワークの使用ライセンスを各カード会社に発行することで、世界中の国や地域でクレジットカードを利用できる仕組みです。
下記、代表的な4つの国際ブランドをご説明します。
Visa
Visaは世界シェアトップの国際ブランドです。日本国内でも海外でも加盟店が多く、特にアメリカ方面に強い国際ブランドとされています。
Mastercard
Visaに次いで世界的なシェア率を誇る国際ブランドです。特にヨーロッパ方面に強いといわれていますが、その他の地域にも普及しています。
JCB
JCBは日本生まれの国際ブランドです。日本国内の他には、ハワイや韓国、台湾、グアムなど、日本人に人気の観光地に加盟店が多い傾向にあります。
American Express
富裕層に人気が高い国際ブランド、American Express。一流ホテルやレストランなどの優待サービスを受けられるほか、空港ラウンジを利用できるなどのサービスに定評があります。JCBと提携しており、JCBの加盟店でも使用できます。
マイルやポイントの貯めやすさで選ぶ
マイルとは、航空会社が運営している「マイレージプログラム」で貯められるポイントです。貯まったポイントは、飛行機のチケットや座席のアップグレードに使えます。
マイレージプログラムは航空会社ごとに運営されているため、よく利用する航空会社のマイレージ会員になるのがおすすめ。
そして、ポイントには楽天ポイントやdポイントなど、日常的な買い物に使いやすいポイントがあります。
海外旅行用のクレジットカードであればマイルの還元率が高いもの、日常使いと併用したいならポイントが貯まりやすいものを選んでもいいかもしれません。
海外でクレジットカードを使うメリット
海外でクレジットカードを使うことで、下記のようなメリットがあります。
・現金を持ち歩かなくていい
・両替の手間がかからず手数料も安い
・カードが身分証や支払い能力の証明になる
・傷害保険や盗難補償がついているので安心
・マイルやポイントが貯まる
・空港ラウンジや優待サービスが受けられる
クレジットカードがあれば海外旅行での支払いが楽になったり、快適に過ごせたりします。そして、現金を持つことのリスクや予期せぬトラブルに備えることができるでしょう。
海外にクレジットカードを持っていくときの注意点
海外では日本よりも盗難や紛失のリスクが高まります。肌身離さず持ち歩き、もしクレジットカードを紛失した場合は、早急にカード会社へ連絡し利用停止手続きを行いましょう。
そのために、カード番号やカード会社の連絡先を控えておくと安心です。
また、治安の悪いエリアでは防犯カメラを使って、カード情報を読み取り悪用するケースも報告されています。お店では、カード番号を用意に周囲に見せないよう注意しましょう。
長期間の海外旅行ではカードの上限額に達してしまう可能性もあるので、複数枚のカードを持ち歩きましょう。
また、国際ブランドの種類が違うクレジットカードを2枚持っておくのがおすすめ。渡航先で使用できない状況を回避します。
まとめ
海外で使いやすいクレジットカードを8種類ご紹介しました。今回は、年会費が安くて海外旅行中のトラブルに備えられるカードをピックアップしています。
入会するために年齢制限があったり、カード審査で収入がハードルになることもあります。
詳細を公式サイトなどで調べて、自分にピッタリなクレジットカードを選んでみてください。
海外旅行で使うカードは、国際ブランドで選んだり、マイルやポイントの貯まりやすさで選ぶのもおすすめですよ。
この記事の監修者プロフィール
欧米アジア語学センター編集部
ネイティブ講師を中心に、各言語100名を超える経験豊富なプロフェッショナル講師が在籍しています。 当校では、短期間で効率的に語学を習得していただく事を重視して、「わかりやすい日本語で、論理的に教える事ができる」事が講師に求められています。 特に英語以外の言語は、初めて学ぶ方が多く、習得まで与えられる時間が多くない事から必須のスキルだと考えます。また、受講者様のニーズをしっかりキャッチして、それをレッスン内容に反映する能力=コミュニケーション能力を講師に要求しています。 教授メソッドの再現性が求められる画一的・マニュアル的な大手スクールとは違う、オーダーメイドのスクールならではレッスンをご提供しております。